今年の8月末、キャリア4年目を迎えるデンバー・ナゲッツのマリーク・ビーズリーは、コービー・ブライアント氏が主催するトレーニングキャンプで多くのことを学びました。
『Denver Post』のマイク・シンガー氏によれば、ビーズリーはトレーニングについてこう語っています。
[kanren postid="15307"]「そのキャンプで多くのことを学んだ。試合に備えることや、相手の倒し方とかを学べたから、良い経験になったよ。今シーズン、僕たちは多くの仕事をこなすことになる」
10月25日(日本時間26日)のフェニックス・サンズ戦、ビーズリーは3点リードで迎えた第4クォーター残り1.8秒のところで、サンズのリッキー・ルビオにファウルをしてしまい、3本のフリースローを与えてしましました。
ルビオは3本のフリースローをきっちり決め、勝負は延長戦へもつれています。
ナゲッツは最終的に延長戦で勝利を収めましたが、ビーズリーはその時のプレイについて、次にように語りました。
「僕の未熟なプレイだ。残り時間と点差を学ばないといけない。コーチからは別のことを言われたけど、これは僕が責任を取らなければいけないことだ」
彼の誠実さも素晴らしいものではありますが、もっと重要なのは、試合の明暗を分ける重要な場面で彼がコートに立てていたことです。
ナゲッツのマイケル・マローン・ヘッドコーチは、第4クォーターと延長戦の中で、ディフェンスを強化するよりも連続得点を挙げた方が、優位に試合を運べると感じたからだと説明しました。
実際、ビーズリーは第4クォーター終了間際の致命的なミスのほかに、このクォーターだけで11得点を記録し、指揮官の期待に応えています。
また、延長戦の最後のポゼッションでも、サンズのデビン・ブッカーのドライブに対して執拗なディフェンスを見せ、最後はチームメイトのトーリー・クレッグのブロックに繋げました。
まさに「多くの仕事」をこなし、信頼を引き寄せたと言えるでしょう。
情報筋によれば、10月21日の契約延長期限の前、ナゲッツはビーズリーに対し”非常に積極的に”契約延長のオファーを提示していたようです。
しかし、最終的にビーズリーは新たな契約を手にすることなく4年目を迎えたため、彼は来年の夏に制限付きフリーエージェントとして市場価値を試すことになります。
どのようなチームの関心を引き、そのオファーに対しナゲッツはマッチしようとするのか――それは、ビーズリーの今シーズンの活躍が、全ての鍵を握っていると言えるでしょう。
ビーズリーは契約交渉に関する初めてのコメントで、次にように語りました。
「多くの仕事をしたから、(フリーエージェントは)自信がある。博打とは思っていない。素晴らしい話し合いだったけど、何かしらを見つけることができなかったんだ。でも、彼らとの関係を傷つけるようなものではないし、コート上で何かが傷つくわけでもないよ」
そしてビーズリーは、自身を証明することにプレッシャーを感じてはいません。
「何のプレッシャーも感じない。今までプレッシャーを感じてきたから、こんなのは何でもないよ。これはバスケットボールだから、楽しいことだろうね。多くの仕事をこなすのは、簡単なことさ」
彼が素晴らしい4年目を過ごすことが、ナゲッツのステップアップにも繋がるでしょう。
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