ロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバース・ヘッドコーチは、11月6日(日本時間7日)のミルウォーキー・バックス戦でカワイ・レナードを欠場させることについて、NBAファンの失望を理解していないわけではありません。
この試合は全米で中継されるということもあって、バックスのヤニス・アデトクンボとのマッチアップは、誰もが注目していた対戦の一つだったことは間違いないでしょう。
しかし、リバースHCはそういった周囲の不満を受けながらも、記者団に対し、それについては何も出来ないと言いました。
「私はコーチだけでなく、バスケットボールのファンでもある。だからそれは理解している。だが、選手たちが正しいことをしなければならないのも明白だ。それは我々の義務でもある」
特にサンアントニオ・スパーズ時代でのレナードの負傷歴を考えると、クリッパーズが優勝を見据えるために、この段階で欠場させるのは理にかなっているのかもしれません。
クリッパーズにとって重要なのは11月にリスクを冒すことではなく、長いプレイオフを乗り切るために、その時に合わせてレナードのコンディションをピークに持ってくることです。
当然、そうなれば欠場は増加してしまうため、ファンにとっては受け入れ難いことになってしまうでしょう。
それでも、シーズン序盤のたった一戦が、プレイオフに大きな影響を及ぼすわけではありません。
ですから、リバースHCはファンを良くない気分にしてしまうと分かっていながらも、自身の決断にこだわっています。
[kanren postid="15939,15781"]「ファンにとってはタフなこと。(彼らを)満足させられる正しい答えは無いんだよ」