2019-20シーズンが開幕して以降、ブルックリン・ネッツは6勝8敗と苦戦を強いられているだけに、特にチームのアルファドッグとも言えるカイリー・アービングに良くない噂が立つのは、珍しいことではありません。
特に最も広まった噂の一つは、アービングの気分の変動がロッカールームに悪影響を及ぼしているということでしょう。
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しかし『Bleacher Report』によれば、ネッツのセンターであるジャレット・アレンは、アービングの気分変動の噂をはっきりと否定しました。
「彼は普通のチームメイトのように振る舞っているよ。彼は気分が変動すると言われているけど、それは完全な嘘。それどころか、彼は僕たちが成功するのを見たがっているんだ」
加えて、アービングと昨シーズンまでチームに居たディアンジェロ・ラッセルの比較を尋ねられると、アレンは次のように答えました。
「彼らは少し違う。カイリーは僕がピック&ロールをセットしなくても、どこからでも得点することができる。DLo(ディアンジェロ・ラッセル)は…上手くやっていたけど、もし彼が得点できなければ、僕に得点させるためにパスを出すだろうね」
今シーズンのネッツは、奇妙なフランチャイズの一つです。
第一に、ケビン・デュラントとカイリー・アービングのスーパースターが2人も加入しましたが、おそらく実際のアルファドッグであろうデュラントは、アキレス腱断裂により今シーズンの復帰は見込めません。
アービングが暫定的にチームを引っ張っていますが、チームの成績から分かるように、彼がリーダーシップの欠如という烙印を押されているのは否定できないでしょう。
第二に、ネッツはスーパースターが居ない中でも力を伸ばし、無私無欲で、チームファーストな選手たちのグループで、デュラントやアービングはそれに感銘を受けていました。
しかし、彼らのようなスーパースターがそれぞれのやり方を持ち込むことで、ネッツのアイデンティティは少なからず変わってしまいます。
デュラントやアービングも多少はネッツのチームスタイルに合わせる必要があるかもしれませんが、現時点でもアービングによって昨シーズンとは異なる様相になっていることを考えると、ネッツがスーパースターに頼るチームへと変わるのも、時間の問題かもしれません。
こういったことが摩擦を引き起こし、間違った方向へと進んでしまう可能性は大いにあります。
そういった意味でも、今シーズンのネッツの展開は注目に値するでしょう。
ただし、本当の勝負は来シーズンでもあるため、今の時点から多くのことを気負いすぎても良いことはありません。
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