ステフィン・カリーは、ゴールデンステイト・ウォリアーズで3度のNBAチャンピオン、2度のシーズンMVP、5年連続ファイナル進出など、まさに栄華を極めてきたとも言えるでしょう。
しかし、もし全てがカリーの思い通りになっていたとしたら、彼がウォリアーズに居ることはなかったかもしれません。
『ALL THE SMOKE』のポッドキャストに出演したカリーは、2009年のドラフト当時、自身がウォリアーズではなくニューヨーク・ニックスに指名されたがっていたことを明かしました。
「グリーンルームで、”ああ、全体8位で指名されればニューヨークに行けるぞ”って思っていた。そしたら、(当時のウォリアーズGMである)ラリー・ライリーから電話がかかってきたんだ。”私たちが全体7位で君を指名するよ”ってね」
当時のウォリアーズは、直近15年間で一度しかプレイオフに進出できなかった”暗黒時代”のようなものを経験していました。
しかしその後、彼らは2011年にクレイ・トンプソン、2012年にはドレイモンド・グリーンらを指名することによって、勝利の習慣というものを築き上げていきました。
当時ニューヨークへ行きたいと考えていたカリーの考えは、とっくに変わっています。
彼はこう言いました。
「僕はどこにも移籍したくない。ベイ(エリア)が大好きなんだ」
ちなみに、ニックスは2009年のドラフトでジョーダン・ヒルを全体8位指名しました。
ヒルは24試合をプレイした後にヒューストン・ロケッツへトレードされ、代わりにニックスはトレイシー・マグレディを獲得しました。
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