トピックス

レブロン・ジェームズを最高の選手たらしめる”もう一つの能力”

レブロン・ジェームズは17年間のキャリアを通じて、歴代最高の選手の議論に加わることができる場所まで、自身の地位を築き上げました。

35歳にしてパワー、運動能力、スキルセットが衰えないのは、並外れた選手である何よりの証でしょう。



しかし、ロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバース・ヘッドコーチは、最近の『Sports Illustrated』とのインタビューの中でこう言いました。

「リーグにはレブロンのような体を持つ選手がたくさん居る」

身体的な面においては、ジェームズは他の選手を圧倒的に凌駕するほど優れているというわけではないのです。

では、人々は何を以てジェームズを歴代最高の選手と評価するのか――リバースHCはこう言いました。

「彼の頭脳を持つ選手は、このリーグに存在しない」

ジェームズを最高の選手たらしめているのは、身体的な才能だけでなく、”知性”なのです。

これは有名な話かもしれませんが、ジェームズは全ての選手がどこに居るのか、特定の状況でどのように反応しているかを記憶し、それを後のプレイのために生かすことができます。

ジェームズは『Sports Illustrated』とのインタビューの中で、自身の記憶力について「昔からそうだった」と語りました。

「若い頃、友人は”あのプレイをどうやって記憶していた?ずっと前のプレイだぞ”と言っていた。僕はそれについて考えたことが無かった。若い頃は、記憶が何を意味するものか分からなかった。生まれながらにして持った、恵まれた能力だ」

記憶力を生かし、ジェームズの知性が発揮された瞬間を一つご紹介しましょう。

ジェームズは一度目のオフェンスで相手の位置、プレイに対する反応を記憶しました。

そして二度目のオフェンスでボールを受け取ると、同じ状況を作り出し、一度目のオフェンスで記憶したプレイを元に、相手の裏を瞬時に突いたのです。

一見、ただの素晴らしいノールックパスのようなプレイでも、そこにジェームズのとんでもない知性が働いていることを考えると、彼が最高の選手と呼ばれる理由に誰もが納得できるでしょう。

[kanren postid="18380,18323"]

『ステフィン・カリー 努力、努力、努力 自分を証明できるのは、自分だけ』

  • 原著:Marcus Thompson,2
  • 著:マーカス トンプソン,2
  • 翻訳:東山 真

歴代最高のシューターとして謳われる、ステフィン・カリーの人生にフォーカスした待望の評伝の日本語版!

ウォリアーズファンはもちろん、全てのNBAファンにオススメの一冊です!

Amazon

楽天ブックス

Yahoo!ショッピング

-トピックス
-

© 2024 NBA TOPICS