NBAは新型コロナウイルスから選手を守るため、ラスベガスやオーランドのディズニー・ワールドに選手を隔離させた状態でシーズンを再開させることを検討しています。
しかし、マイアミ・ヒートのユドニス・ハスレムはそれだけでは不十分だと考えています。
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ハスレムは『Sun-Sentinel』のアイラ・ウィンダーマン記者とのインタビューで、隔離された状況下では選手に”はけ口”が必要だと指摘しました。
「選手が精神的に健康であるためにも、はけ口が必要だ。そうでなければ酷いバスケットボールになってしまう。
毎晩、特にプレイオフの雰囲気の中でハイレベルなプレイをするためには、多くのことが必要だ。僕は精神的な健康のため、常に別のはけ口を必要としていた一人だった。
だからリーグと選手会の両方には、僕たちが試合を行ってホテルに隔離されるだけではなく、別のはけ口も確保することについて検討してくれることを望むよ」
一流のアスリートレベルともなれば、精神的な健康がスポーツのパフォーマンスに与える影響も多大なものとなるでしょう。
ハスレムは2006年、2012年、2013年の3度に渡ってヒートで優勝を経験しているため、精神的な健康を維持することの重要性を非常に理解しています。
そして最近、ヒートを含めたチームの練習施設の利用再開が認められたことについて、ハスレムは精神的な健康の一部が回復されたと語りました。
「清々しい気分さ。仕事に戻ることができたからね」
今シーズンのヒートは41勝24敗でイースタン・カンファレンス4位と大きな飛躍を遂げているだけに、プレイオフでも万全のコンディションで挑みたいと思うのは当然のことです。