ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは”デイム・タイム”の異名を持つほど勝負どころに強い選手ですが、8月8日(日本時間9日)に行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦では、そうではありませんでした。
1点ビハインドで迎えた第4クォーター終盤、リラードは2本のフリースローを両方とも外したことで逆転のチャンスを失い、結果的にクリッパーズが122-117で勝利したためです。
そんなリラードらしからぬミスには、クリッパーズのパトリック・ベバリーも反応せずにはいられませんでした。
ベンチに居たベバリーは、リラードが2本目のフリースローを外した瞬間に”デイム・タイム”のジェスチャーを行い、嘲笑しました。
しかし、リラードはこの反応をポジティブに捉えています。
『Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ記者によれば、リラードは試合後に次のように語りました。
「彼らがそうした反応をするのは、僕に期待し、敬意を表し、僕が何度もハイレベルなパフォーマンスをしてきた証拠。だから気にしていない。むしろ、以前に僕がそのような状況に追い込んだことで、彼らがどれだけ悔しい思いをしたか伝えているんだ」
昨年のプレイオフでリラードにブザービーターを決められたポール・ジョージは最近の記憶ですが、ベバリーもヒューストン・ロケッツに在籍していた時に、プレイオフでリラードにブザービーターを決められた経験があります。
彼らの対戦は今後も興味深いですが、今年のプレイオフで彼らが対戦する可能性は低いかもしれません。
クリッパーズが第2シードで、ブレイザーズが第8シードでプレイオフに進出した場合、彼らが対戦するのはカンファレンス決勝であり、ブレイザーズはその前にロサンゼルス・レイカーズを打ち倒す必要があります。