ワシントン・ウィザーズのスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)は、チームのスターであるラッセル・ウェストブルックとブラッドリー・ビールの新たなデュオに安心感を覚えています。
12月19日(日本時間20日)に行われたデトロイト・ピストンズとのプレシーズンの一戦で、ウェストブルックはヒューストン・ロケッツからウィザーズにトレードされて以降初めてコートに立ちました。彼は17分の出場で8得点、7リバウンド、3アシストを記録しました。
ウェストブルックは長年に渡ってボールを支配することで真価を発揮する選手だと考えられていました。実際、彼自身もトレードされる前、オクラホマシティ・サンダー時代のようにチームの責任を担う役割を望んでいました。
しかし、この試合でボールを支配する懸念は杞憂に終わったようです。『Washington Post』のアヴァ・ウォーレス記者によれば、ブルックスHCは試合後、オフェンスがウェストブルックとビールだけで完結しなかったことに満足していると語りました。
「彼らだけでプレイするのではなく、他の選手も探そうとしていたのが良かった。ラッセルはオープンな選手を見つけ出し、正しいプレイをしてくれる選手。ブラッドリーも同様だ」
ビールは26分の出場で15得点を記録したほか、トーマス・ブライアントはチーム最多の22得点、ロビン・ロペスは13得点、ハウル・ネトは10得点を記録し、ウィザーズは99‐96で試合に勝利しています。
ブルックスHCはまた、2020年のNBAドラフトで全体9位指名を受けたフォワードのデニ・アブディアについても言及しており、彼を開幕戦で先発起用する可能性があることについて語りました。
「彼はいつか先発を務められる日が来るように努力している。それがいつになるかは分からない。開幕戦かもしれない。彼はハードにプレイし、タフで、サイズもある選手だから、我々をより良いチームにしてくれるだろう。…彼は良いアプローチをしているよ。それに関しては疑う余地もない」
ウィザーズは12月23日(同24日)のフィラデルフィア・76ers戦から2020‐21シーズンをスタートさせることになります。
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