ロサンゼルス・レイカーズとフォワードのカイル・クーズマが契約延長を結んだことを、チームが公式に発表しています。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、レイカーズとクーズマの新たな契約は3年約4,000万ドル(約41億円)で、最終年はプレイヤーオプションとなっています。新たな契約は2021‐22シーズンから開始されます。
今回の契約延長により、レイカーズは中心選手をさらに長期的にチームに置くことになりました。再契約を結んだアンソニー・デイビスは少なくとも2024年まで契約が保証されており、レブロン・ジェームズやケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、クーズマも2023年までチームに所属することになります(コールドウェル・ポープの契約の最終年は非保証)。
クーズマは2018‐19シーズンにキャリア最高の平均18.9得点を記録しましたが、2019年のオフシーズンにデイビスが加入したことに伴って、2019‐20シーズンの役割を減少させることになりました。キャリア3年目となった2019‐20シーズンは61試合(平均25.0分)に出場し、平均12.8得点、4.5リバウンド、1.3アシスト、フィールドゴール成功率 43.6%、3ポイントシュート成功率 31.6%を記録しています。
昨季の成績の低下にも関わらず、保証されている金額だけで考えればクーズマは年間1,300万ドル以上の契約を結んでいることになります。これはロールプレイヤーとしては十分な金額であり、レイカーズが彼の将来を信頼している証でもあると言えるでしょう。
クーズマはこのオフシーズンにルーキー契約の延長を結んだ5人目の選手となります。その他はジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)、ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)、バム・アデバヨ(マイアミ・ヒート)、ディアロン・フォックス(サクラメント・キングス)が契約延長を結んでいます。
ウォジナロウスキー記者によると、マックス契約ではないルーキー契約の延長でプレイヤーオプションが付けられたのは、今回のクーズマがNBA史上初とのことです。プレイヤーオプションを行使してチームに残留した場合、クーズマが次にフリーエージェント市場に出る頃には、彼は28歳を迎えていることになります。
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