ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボは、シーズン序盤の時点では、チームがプレイオフでカンファレンス決勝まで進めるとは思っていなかったことを明かします。
それを可能にしたのは、やはり2018年の夏でしょう。
10年近くに渡ってイースタン・カンファレンスを支配してきたレブロン・ジェームズが、初めてウェストのチーム――ロサンゼルス・レイカーズと契約を結んだからです。
アデトクンボは、レブロンの居ないイーストについて、次のように語りました。
「(最初は)オープンになったとは思わなかったね。だけど今振り返ってみると、間違いなくオープンだったよ。レブロンはイーストに居ないし、彼を倒そうとしているわけじゃないからね。」
トロント・ラプターズとのカンファレンス決勝第2戦に125-103と快勝したことで、バックスはレブロンの居ない新たなイーストの王者となる瞬間が近づいています。
バックスのパット・カナトンも、アデトクンボの意見と同様のことを語りました。
「レブロンを倒す必要がない時は、いつでも勝ち目があるね。」
第1戦の後、アデトクンボはこのようにも語っていました。
「僕たちは幸運だ。でも結局のところ、僕たちの仕事は終わっていない。ホームで勝たなくてはいけない。第2戦で勝たなくちゃいけないんだ。」
もしレブロンがイーストに残っていれば、今年のカンファレンス決勝はまた違う組み合わせになっていたかもしれません。
しかし、レブロンの居ないイーストのカンファレンス決勝も、新鮮なもので良い対戦だと言えるでしょう。