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ウォリアーズにとって、第3戦の勝利は何を意味するのか

5月18日(日本時間19日)に行われた、ゴールデンステイト・ウォリアーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズのウェスタン・カンファレンス決勝第3戦は、ウォリアーズが110-99でトレイルブレイザーズに勝利し、5年連続のNBAファイナル進出に王手をかけました。

ウォリアーズのステフィン・カリーはチーム最多の36得点を記録し、ドレイモンド・グリーンは20得点、13リバウンド、12アシストのトリプルダブルで、チームを牽引しています。

しかし「彼らの素晴らしいパフォーマンスによって、ウォリアーズが敵地でシリーズ3連勝を飾った」と言うだけでは、やや扱いが軽率すぎるでしょう。

この日の勝利が何を意味するのか、知っておく必要があります。



まず、ロードでの第3戦に勝利したことによって、ウォリアーズは少なくともロードで1勝したシリーズを連続22回に更新しました。

既にこれはNBA記録であり、この強さは先の戦いで役立つことになるでしょう。

なぜならNBAファイナルに勝ち上がった時、対戦相手はミルウォーキー・バックスかトロント・ラプターズのどちらかですが、いずれもレギュラーシーズンではウォリアーズよりも高い勝率を残しているため、ホームコートアドバンテージが無い――すなわちロードで最低1勝は挙げなければいけないからです。

ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、次のように語りました。

「このリーグで優勝するのはとても難しい。競争はとても激しく、プレイオフが始まって2ヶ月間の旅だからね。」

次に、ウォリアーズが敵地で見せてきた”根性”を振り返ってみましょう。

  • 2015年のメンフィス・グリズリーズとのウェスタン・カンファレンス準決勝第4戦、1勝2敗と負け越した時点でカーHCは、グリズリーズのガードであるトニー・アレンに、ビッグマンのアンドリュー・ボガットをマッチアップさせるという決断を下した。
  • 2015年のクリーブランド・キャバリアーズとのNBAファイナル第4戦、カーHCはアンドレ・イグダーラを先発起用し、1勝2敗からシリーズを制してNBAチャンピオンに輝いた。
  • 2016年のオクラホマシティ・サンダーとのカンファレンス決勝第6戦、2勝3敗と負けられない中で、クレイ・トンプソンはプレイオフ記録となる11本のスリーポイントシュートを決めた。
  • 2017年のヒューストン・ロケッツとのカンファレンス決勝第7戦、ステフィン・カリーとケビン・デュラントが第3クォーターにスリーポイントシュートの雨を降らせ、11点のビハインドを追いついた。
  • 2018年のロケッツとのカンファレンス準決勝第6戦、デュラントがふくらはぎの負傷で不在の中、カリーは前半無得点に終わるも、後半だけで33得点を叩き出してチームを勝利に導いた。



カーHCは第3戦の戦いぶりについて、次のように語りました。

「我々は何年もの間、第3戦で素晴らしいことがやれたと思っていない。この2日間で話し合ったのは、このシリーズをコントロールできる機会があるということだけだね。」

カーHCの言葉は正しく、過去5年間でウォリアーズの第3戦の成績は10勝8敗でした。(トレイルブレイザーズ戦前の時点)

もちろん、この日の第3戦も、第2クォーター途中に最大18点のビハインドを許すなど、必ずしも素晴らしいと言えるような試合展開とはなっていません。

スリーポイントシュートも26本中8本成功と、思うようにショットが決まったわけでもありませんでした。

しかしそれでも、彼らは41本のフィールドゴール成功のうち27本がアシストによるものであり、ターンオーバーを13本に抑えるチームワークを見せています。

加えて、トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードとCJ・マッカラムのフィールドゴールを、計38本中12本の成功に抑えました。

今回の第3戦での勝利は、ある意味ウォリアーズにとって一つの進歩でもあると言えるでしょう。

カーHCは、こう語りました。

「この競争力が無ければ、勝つことはできない。容赦の無さが必要なんだ。」

『ステフィン・カリー 努力、努力、努力 自分を証明できるのは、自分だけ』

  • 原著:Marcus Thompson,2
  • 著:マーカス トンプソン,2
  • 翻訳:東山 真

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