今年のNBAドラフトで上位指名が期待されているマレー州立大のポイントガードのジャ・モラントが、右膝の軽い手術を行うようです。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏によれば、マレーは手術後3~4週間で回復する見込みであるため、おそらくドラフトの指名で影響が出ることはないでしょう。
モラントは2年生時の昨季に、1試合あたり平均24.5得点、10.0アシストを記録しており、1993-84シーズンにアシストが公式のスタッツとなって以降、ディビジョン史上初となる平均20得点、10アシスト以上を記録した選手です。
そして6月のドラフトでは、メンフィス・グリズリーズに全体2位で指名されることが、広く噂されています。
オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックを彷彿とさせるようなスキルセットを備えたモラントが、2019年のドラフトで極めて優秀な選手の一人として評価されるのは当然のことでしょう。
長引くような壊滅的な怪我であれば、グリズリーズは指名を考え直す必要があったかもしれませんが、ウォジナロウスキー氏の報告に基づけば、モラントの回復にさほど多くの時間はかからないため、心配することは無さそうです。
グリズリーズにとって、モラントはベテランのマイク・コンリーから学ぶ選手、あるいは代わる選手であり、昨年のドラフトで全体4位指名を受けたジャレン・ジャクソンJr.と共に、今後のフランチャイズに欠かせない存在となります。