ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、NBAファイナル第5戦でチームメイトのケビン・デュラントがアキレス腱を負傷した時、歓声を上げたラプターズのファンに対して不満を抱いているようです。
『The Undefeated』のマーク・J・スピアーズ氏に対し、グリーンは次のように語りました。
「ありえない。俺は優勝したことがあるから、その感覚は知っている。素晴らしい経験だよ。でもね、誰かが怪我をした時に歓声なんて上げない。それは馬鹿げているよ」
ウォリアーズのデマーカス・カズンズも、グリーンのコメントに同調しています。
「最低な奴らだ。カイル(ラウリー)とサージ(イバカ)が、彼らを落ち着かせなければいけなかった。(その後のファンの反応は)嘘っぱちだよ。」
グリーンやカズンズのように強い口調で非難をする必要性はありませんが、それでも彼らの言っていることが間違っているわけではないでしょう。
確かに、デュラントの怪我はラプターズに優位性をもたらしますが、だからといって怪我に歓声を上げていい理由にはなりません。
ラプターズのカイル・ラウリーは、次のように語っています。
「ファンは怪我の重要性を分かっていなかったんだと思う。このリーグでは、俺たちみんなが兄弟だ。なんだかんだで、俺たちはみんな兄弟であり、ちっぽけでも兄弟愛がある。だから彼のように、競争相手が退場するのは見たくないんだ。ファンはその状況を分かっていなかったんだよ」
ファンは目先の勝利に集中しすぎたことで、相手への敬意を欠いていたのかもしれません。
しかし、ここでもう一つ伝えたいのは、こういったファンはどのチームにもおそらく居るものであり、今回は偶然にもラプターズのファンが歓声を上げてしまったということです。
起きてしまった出来事で言い争うのは、時間の無駄でしかありません。
私たちはこれを教訓とし、敵味方関係なくデュラントの今後のキャリアに支障が出ないことを祈るべきです。