ケンバ・ウォーカーは2011年のドラフトでシャーロット・ホーネッツに全体9位で指名されて以来、キャリアの全てをホーネッツに費やしてきましたが、今夏にフリーエージェントとなります。
そんな中、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏は、もしもウォーカーがホーネッツと再契約をしなかった場合、ロサンゼルス・レイカーズ、ニューヨーク・ニックス、ダラス・マーベリックスの3チームが、ウォーカーの獲得に”非常に興味を持っている”と伝えました。
今季、ウォーカーは1試合あたり平均25.6得点(キャリアハイ)、5.9アシスト、4.4リバウンド、1.2スティールを記録し、オールNBA3rdチームにも選出されたことを考えると、他チームも彼に興味が沸くのは当然のことでしょう。
『Sports Illustrated』によれば、ホーネッツはウォーカーに5年最大2億2,130万ドルのスーパーマックス契約を提示できるのに対し、他チームは最大で4年1億4,060万ドルの契約を提示することができます。
もしウォーカーがオールNBAチームに選ばれていなかった場合、ホーネッツがウォーカーに提示できるのは最大で5年1億8,970万ドルのマックス契約であったため、今のホーネッツは金銭面で圧倒的なアドバンテージを有していると言えるでしょう。
事実、ホーネッツが再契約の意思を示せば、ウォーカーはホーネッツに残留することを考えているため、彼を引き留めるのは簡単な話です。
しかしウォーカーの8年間のキャリアの中で、ホーネッツがプレイオフに進出できたのはわずか2回であり、いずれもファーストラウンドで敗退を喫しています。
ウォーカーとの再契約(スーパーマックス契約)はチームのキャップスペースを圧迫し、チームの将来的な成功の妨げとなる可能性もあるでしょう。
また、プレイオフへの出場に着目するのであれば、レイカーズのレブロン・ジェームズや、マーベリックスのルカ・ドンチッチらと一緒にプレイする方が、遥かに魅力的だという部分もあります。