トピックス

76ersで歩むことを決意したトバイアス・ハリス「俺はフィラデルフィアのシクサーだ」

トバイアス・ハリスは8年間のキャリアで、実に5つのチームを渡り歩いてきました。

ミルウォーキー・バックス、オーランド・マジック、デトロイト・ピストンズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、そしてフィラデルフィア・76ers…

いわゆるジャーニーマンとして定着しつつあったハリスですが、彼はようやく居場所を見つけたと言えるでしょう。

”最も過小評価されたスター”という言葉通り、オールスターには選出されなくとも、2018-19シーズンのパフォーマンスは、76ersと5年1億8,000万ドルのマックス契約を結ぶには十分なものでした。

そしてハリスは、『ESPN』で76ersとの再契約について綴っています。



俺のNBAの旅が変わることは何も無い――チーム、街、チームメイト、ファンのおかげで、今の選手と人間に成長することができた。俺は移籍するたびに、明るい面を見てきた。常に、チャンスを得てきた。

それでも、やっぱり俺はホームと呼べるどこかに居たい。そしてようやく、今それを言うことができる。俺はフィラデルフィアのシクサーだ。

2月にロサンゼルス・クリッパーズから移籍した瞬間から、このグループの選手や組織、そして街で可能性を見ることができた。俺たちは成し遂げる目標を手に入れ、俺はフィラデルフィアにタイトルをもたらすという、長期的なビジョンに適応する準備ができている。俺がフィラデルフィアに到着した瞬間から、街は俺を受け入れてくれた。ここは素晴らしいスポーツの街であり、NBAのタイトルに飢えている。それはシクサーズも、俺もそうだ。

俺たちは才能のあるグループで、最終的にNBAチャンピオンとなったトロント・ラプターズに対し、第7戦まで素晴らしい戦いを繰り広げた。カワイ・レナードのショットがリムで跳ね、最後にネットを通って落ちたのを、俺たちはずっと忘れられないだろう。それは辛い敗北であり、プレイオフに戻りたい、もっと先に進みたいというモチベーションになっている。

バスケットボールは家業以上のもので、家族の情熱だ。俺の2人の弟は、どちらもラスベガスのサマーリーグでプレイする予定だ。タイラーはデンバー・ナゲッツのためにプレイし、テリーはこの76ersのためにプレイするだろう。妹のトリは最近、バスケットボールの奨学金を受けて、セント・ボナベンチャー大学に入学した。そして父は、俺の人生においても、バスケットボールのキャリアにおいても、常に重要な役割を果たしてくれた。

2月に76ersへトレードされてから、レギュラーシーズンやプレイオフ、今のフリーエージェントまで、この契約は俺の人生とバスケットボールのキャリアにおける多くの集大成だ。それはまた、新たな始まりでもある。

テネシー大学からミルウォーキー・バックス、オーランド・マジック、デトロイト・ピストンズ、クリッパーズ、そして今では76ersまで、俺はNBAの人生において、好きなことをする過程で他人を助けるというのは幸せなことだと知っている。全ては神様が計画したように起こり、俺は素晴らしい5年間になるだろうという信念に期待している。

お金が幸せに影響を与えるのを認めることはできない。なぜなら、それが喜びをもたらすことは決して無いからだ。代理人でもある父を含め、俺にはそうした素晴らしいサポート体制がある。

(中略)

人々が言うことを、時々耳にする。彼らは、父を代理人に持つことに疑問を抱いている。しかし、それは俺たちのために働いてくれる。俺たちの父子関係が、ビジネス面で影響を及ぼすことは一切なかった。

新たなフリーエージェント契約の一環として、主な優先事項の一つは『トバイアス・ハリス・フェローシップ』がある。これは十分なサービスを受けられていない学生や教師が、接したり、豊かになったり、擁護などを通じて、質の高い教育を受けられることを目的としている。

(中略)

色々な意味で、76ersであらゆることを取り組めることに興奮している。再びチームメイトとプレイすること、若い人々に影響を与えること、そしてフィラデルフィアに戻って優勝をもたらすこと。始めるのが待ちきれない。



ハリスは選手としても、人としても、素晴らしいスターだと言えるでしょう。

もう”過小評価”される必要はありません。

彼のホームで、5年間で何をもたらすことができるか見てみましょう。

『ステフィン・カリー 努力、努力、努力 自分を証明できるのは、自分だけ』

  • 原著:Marcus Thompson,2
  • 著:マーカス トンプソン,2
  • 翻訳:東山 真

歴代最高のシューターとして謳われる、ステフィン・カリーの人生にフォーカスした待望の評伝の日本語版!

ウォリアーズファンはもちろん、全てのNBAファンにオススメの一冊です!

Amazon

楽天ブックス

Yahoo!ショッピング

-トピックス
-,

© 2024 NBA TOPICS