選手がフリーエージェントを勧誘することもまた、チームの補強では注目すべきことでしょう。
ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムは、今年の夏にケンバ・ウォーカーがセルティックス移籍を決めたことについて、自身の役割のおかげだと考えているようです。
『ESPN』のティム・ボンテンプス氏によると、テイタムは次のように語りました。
「とてもワクワクしている。僕は彼(ウォーカー)がここに来るために、大きな役割を果たしたと思うね。僕は彼と一緒にパリに居たんだ。彼に(セルティックスへ)来るようには言ってないけど、チームに加わってくれると嬉しいということを伝えたよ。もちろん、誰もが最善を尽くさなければいけないし、彼のおかげで僕は幸せだね」
今年の夏、テイタムとウォーカーはパリで開催された『Jordan Brand』のイベントに出演していました。
テイタムは、ウォーカーに対してボストンに関する全てのポジティブな要因を伝えたと語ります。
「ボストン、都市、雰囲気、ファン、文化、コーチングスタッフについて彼に話したんだ。彼の質問にも全て答えたよ。僕はワクワクしているし、周囲のみんなとケミストリーを構築して、シーズンを始める準備が整っている」
一方でウォーカーも、『ESPN』のジャッキー・マクマラン氏とのインタビューで、テイタムが勧誘における大きな役割を果たしていたと語っていました。
「僕たちは長い間話し合っていたね。パリを去り、時間が経って、フリーエージェントが来て決断した時、その多くは彼の影響だったよ。」
同時にウォーカーは、テイタムを”高潔な人格”の持ち主だと称賛しました。
キャリア3年目を迎えようとする21歳のテイタムが、NBAを代表するポイントガードの一人であるウォーカーを口説いたのは、確かに素晴らしいことだと言えるでしょう。
ただし、これはフリーエージェントとの交渉が正式に認められる前の出来事であるため、タンパリングの罰金処分が課されるかもしれません。