近年、NBAではスター選手が移籍するといった出来事が多発しています。
CBA(NBA団体交渉協約)では、フリーエージェントの選手を同じチームに残そうとする意図もあることから、これはNBAが直面する問題の一つとも言えるでしょう。
ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHCは、『ESPN』のジャッキー・マクマラン氏に対し、スター選手の移籍が相次ぐNBAの現状に警鐘を鳴らしました。
「リーグは常にトップ15の選手を中心に展開されている。しかし、それらの選手のうち何人が(同じチームに)残っただろうか?ラリー(バード)は残留し、マジック(ジョンソン)も残留し、ティム・ダンカンも残留し、コービー(ブライアント)も残留し、マイケル(ジョーダン)もほぼ残留していた。衝撃的なのは、レブロン(ジェームズ)、KD(ケビン・デュラント)、カワイ(レナード)といった選手が去っていることだ。彼らはリーグを引っ張っている選手なのにね」
カーHCは先週、アンソニー・デイビスが契約中にも関わらずトレードを要求したことについて、自身の見解から「問題である」と指摘しました。
後にカーHCは、デイビスのトレードの要求が公にならなければ物議を醸すことは無かったと、指摘の意図を明確にしましたが、今回マクマラン氏に語った内容はスター選手の移籍に否定的なものです。
「それが本当の危機だよ。心配し始めるところだ。少なくとも私はしているね。リーグに関して言えば、ビジネスに悪影響だよ」
これもまた、一つの興味深い議論となるでしょう。
リーグは選手を同じチームに留まらせたいと考えていますが、選手は自身が望むチームへ移籍したがるようになっています。
リーグと選手の間で、考えの相違が起きているのかもしれません。
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