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ホーネッツを去ったケンバ・ウォーカーの悲痛な想い「辛い日々で、嘘を付くことさえ出来ない」

今年の夏、ケンバ・ウォーカーは8年間を共にしてきたシャーロット・ホーネッツに別れを告げ、ボストン・セルティックスへの移籍を決意しました。

しかし、それはウォーカーにとって簡単な決断ではなかったようです。

ウォーカーは『The Athletic』のシャムス・シャラニア氏に対し、次のように語りました。

「本当に辛い日々で、嘘を付くことさえできない。自分が他のチームに居ることなんて想像できなかった。ただただ辛いね。僕が知っているのはシャーロットだけだったんだ。確かに厳しい時代ではある。キャップスペースのせいで、僕が望むようなオファーが得られないだろうとは感じていたよ」

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ウォーカーは、ホーネッツと5年2億2,100万ドル相当のスーパーマックス契約を結ぶ資格がありました。

しかしシャラニア氏によれば、ホーネッツがウォーカーに提示したのは5年1億6,000万ドルほどの契約だったのです。

それが決め手となったのか、結果的にウォーカーはサイン・アンド・トレードを介してセルティックスと4年1億4,080万ドルの契約を結びました。

直近2年間でセルティックスの中心選手として活躍してきたカイリー・アービングが去ったことで、ウォーカーは必然的にアービングと比較されることになるでしょう。

それでもウォーカーは、アービングとの対照に集中しているわけではないと語ります。

「昨季のカイリーよりも、上手くやらなければいけないとは思っていないし、やろうともしていない。優秀な選手は常にチームのために戦うけど、それだけでは上手くいかないものだ。彼にとっては上手くいかなかっただけだよ。カイリーはこの世界(バスケットボールの世界)における、最高の選手の一人さ。ただ不幸なシーズンだったというだけだよ」

セルティックスのロスターには、アービングやアル・ホーフォード、テリー・ロジアーが去った代わりに、ウォーカーとエネス・カンターが加わりました。

そして、これまでと同様のジェイソン・テイタムやジェイレン・ブラウン、マーカス・スマート、ゴードン・ヘイワードらの中心選手と組み合わせて、セルティックスはより良い結果を求める必要があります。

ウォーカーは、この挑戦を楽しみにしていると語りました。

「僕はハイレベルな戦いを理解していないんだ。ピンとこないと思うけどね。8年間ホーネッツに居る中で、たぶん一度くらいは期待できる時があった。おそらく1シーズンだけ、第7シードか第6シードくらいかな。今年は期待できるし、僕もワクワクしているよ。こんな感覚は初めてだ」



セルティックスは、ホーネッツ以上にウォーカーの助けとなる選手が多く揃っています。

ホーネッツで孤軍奮闘のようなプレイを続けていたウォーカーにとって、それは全く違うバスケットボールのようにも感じるでしょう。

ウォーカーはホーネッツでプレイし続けることが最も重要だったかもしれませんが、彼は大きなものを失った代わりに、大きなものを得たことも事実です。

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