『Basket en Movistar』に出演した、元オクラホマシティ・サンダーのアレックス・アブリネスは、元チームメイトだったラッセル・ウェストブルックから、メンタルヘルスの改善のために、サポートを受けていたことを明かしました。
[kanren postid="14676"]「彼はとても良い人だよ。特に最初の1年間、僕を大いに助けてくれたんだ。ほとんどの遠征で、僕たちは一緒に何かをしたり、映画を観たり、ディナーを食べたりしたんだ。僕がチームに帯同しなかった時は、彼と連絡を取り続けていたよ。彼は選手の垣根を越えて、人として気にかけてくれたんだ」
アブリネスは、自身にとってのメンタルヘルスの問題についても、次のように語っています。
「違った痛みだね。肉体的な痛みは、見て感じることが出来るもの。精神的な痛みは、見て分かるものではないし、膝の怪我のように治すことも出来ない。似たような経験をしていないと、気付かないよ。結局のところ、お金が全てではない。そうならなければ、お金について馬鹿げたことを言っていることに気付かないんだ」
この数年間で、様々なNBA選手が、メンタルヘルスに問題があることについて明らかにしてきました。
クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブや、サンアントニオ・スパーズのデマー・デローザンもそのうちの一人です。
NBAはそうした選手をケアするために、全てのチームのスタッフにメンタルヘルスの専門家を加えることを義務付けています。
そうした人々が居てもなお、チームメイトのために出来る限りのサポートをするウェストブルックは、まさにアブリネスにとって重要な支えとなったことでしょう。
ウェストブルックがコートの外で素晴らしい人間であることは、ボストン・セルティックスのエネス・カンター、サンダーのデニス・シュルーダー、ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージなど、何人もの選手が明らかにしています。
アブリネスは昨季の2月にチームから解雇された後、7月にFCバルセロナと2年契約を結びました。
それが実現したのも、ウェストブルックの大きな支えがあったからかもしれません。
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