ニューオリンズ・ペリカンズのロンゾ・ボールと、その父であるラバー・ボール氏のこの数ヶ月間は、緊張感に包まれています。
始まりは、ボール一家が経営する『Big Baller Brand』の共同設立者であるアラン・フォスター氏が、ロンゾ・ボールの資金を横領した疑惑が出たことからでした。
それにより、今では『Big Baller Brand』は明らかに信頼を失っています。
横領疑惑があって以来、ロンゾ・ボールとラバー・ボール氏の関係は全体的に静かでしたが、Facebookのリアリティシリーズの最新エピソード『Ball in the Family』で、状況は一変します。
具体的に、2人は『Big Baller Brand』の名前を変更することについて議論していました。
ラバー・ボール氏は、ブランドの名前を変更することに反対しており、ロンゾ・ボールに対してこう言っています。
「名前を出し、誰かがそれを変更するように頼んだ時、彼(ロンゾ・ボール)が過去2年間、欠陥品であったという事実があり、ロンゾの名前をアルフォンゾに変えると言っているようなものだ」
また、ラバー・ボール氏は付け加えてこう言い放ちます。
「理由を付けてスーパースターにしてやった。だが、私がやっていることをやらなければ、ゾー、お前はただの普通の時代遅れの選手だ」
しかし、お世辞にもロンゾ・ボールをスーパースターと呼ぶには、間違いなく世間が認めません。
そのため、ラバー・ボール氏が自らスーパースターにしてやったという発言は、明らかにクレイジーなものだと分かります。
ロンゾ・ボールがコート上で成功するためには、まず普通の選手になる必要があるでしょう。
そしてそれを叶える唯一の方法は、最初から全てをやり直す――つまり、『Big Baller Brand』の完全に決別することが必要のようにも思えます。
とはいえ、この問題はロンゾ・ボールとラバー・ボール氏のしか解決できない問題で、別の方向へ進む可能性もあります。
『USA TODAY』のアンドリュー・ジョセフ氏によれば、ロンゾ・ボールは父との激論以来、ほとんど言葉を交わしていないようです。
ロンゾ・ボールがペリカンズへトレードされたことについて、ラバー・ボール氏からの反応を尋ねられたロンゾ・ボールは、次のように答えました。
「分からない。まだ話をしていないんだ。僕たちの関係は、過去とは違う状況になっている。だから、今は本当にあまり話していない。彼がどう感じているのかは、本当に分からないよ。でも、彼は僕にとってベストなことを望んでいると分かっている。彼は幸せであるべきだ」
一方でラバー・ボール氏は、時間とともに状況が改善するという楽観的な見方を示しています。
「少し時間がかかるだけだろう」
どちらにせよ、ロンゾ・ボールも新たなチームでのシーズンが控えているため、早期の解決を望みたいところです。