レブロン・ジェームズがクリーブランド・キャバリアーズを離れ、ロサンゼルス・レイカーズと契約することを発表して以来、ケビン・ラブほどトレードの噂が囁かれた選手は、ほとんど居ないでしょう。
昨年の夏、ラブはキャバリアーズと4年間の契約延長を結びましたが、フランチャイズが再建段階に入ることもあったため、トレードの噂が無くなることはありませんでした。
少なくとも今シーズンは、キャバリアーズがプレイオフを争える見込みが薄いと考えられていますが、ラブ自身はキャバリアーズに居続けることをどう考えているのでしょうか?
ラブは『Cleveland.com』のクリス・ヒョードル氏との対話で、優勝の機会を得たいからという理由で、クリーブランドを離れることは望んでいないと語りました。
「僕はここに居たい。ずっとそう思っている。でも、これはNBAで、ビジネスだということも理解している。特に昨年の夏までと、今年の夏の方向転換は前代未聞のことだから、何が起こるか分からないね。」
「彼らが(ロスターを)若くしたいと思ったら…その可能性はあるけど、僕の代理人はこの夏に”トレードされる話が起きている”なんて電話を一度もしてこなかった。どういうわけか、人々はまだ”ケビンはここで素晴らしい選手になるだろう”って話している。僕たちはまだ良いグループだから、僕はみんなを動かし続け、正しいことにやろうとするだけさ」
一方で、ヒョードル氏によれば、キャバリアーズのラブに対する姿勢は変わっていないようです。
キャバリアーズは適切なオファーが来た場合、ラブを放出する考えを持っていますが、そのオファーを提示するチームは、若い選手やドラフト指名権を、多く提示しなければなりません。
つまり、可能性が高いわけではないものの、ラブはトレード期限までキャバリアーズに居られる保証もないのです。
それでも、4ヶ月であろうと、4年間であろうと、ラブはチームに最善を尽くすことを誓いました。
「もし彼らが(先に進む)決断をしたとしても、少なくとも僕は、素晴らしい基盤を築き、チーム全体で正しいことをしたと思うだろうね」
昨シーズン、足の負傷のために22試合の出場に終わったラブは、再建の進むキャバリアーズのために立ち上がって戦う考えを貫いています。