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コービー・ブライアントのプレイスタイルを引き継ぐジェイソン・テイタム

プレシーズン最初の2試合で、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタムは、過去2シーズンとは全く違う選手のように見えました。

3ポイントシュートが一般的なショットとして見なされた現代のNBAに順応するかのように、2試合で14本もの3ポイントシュートを打っていたからです。

テイタムはオフシーズンにより体を鍛え上げ、ショットのセレクションを変更し、アグレッシブさやスーパースターになるという決意を犠牲にすることなく、謙虚さや意識、リーダーシップといったメンタリティに磨きをかけました。



昨年の夏、ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントと繋がりを持ち、ワークアウトを行い、彼から教わったことを忘れたわけではありません。

『Celtics Wire』のクェンティン・S・アルバーティ氏によれば、テイタムは次のように語りました。

「まだミッドレンジからのショットを打つつもりさ。みんながコービーについて批判的なのを目にする。昨シーズン、みんなが期待していた中で飛躍できなかったのは、彼のせいではないよ。彼は史上最高の選手の一人。彼が教えてくれたことは全て力になったし、感謝しているんだ」

5度のNBAチャンピオン、18度のオールスター出場、2008年のシーズンMVP受賞を経験しているブライアントが、NBA史上最も偉大な選手の一人であることは疑いようのない事実です。

しかし同時に、彼には2つの大きな批判がありました。

一つは、ディフェンダーに捕まったとしても、パスを出すことに消極的なこと――。

そしてもう一つが、ミッドレンジからのショットを打つ傾向があることです。

後者は数年前まで批判されるものではありませんでしたが、ゴールデンステイト・ウォリアーズが3ポイントシュートを主体としたプレイでNBAの歴史を塗り替えた後、NBAのプレイスタイルも同じ道を辿るようになりました。

そのため、テイタムが2018-19シーズンに期待されるほどの結果を残せなかった理由が、2018年の夏に行なったブライアントとのワークアウトだと考えられるのも、仕方のないことでしょう。

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ブライアントはテイタムに対し、パスを出しすぎないことと、チームメイトや自分自身にイージーショットをもたらすために、タフなショットを打つことを助言しました。

その結果、テイタムは10月のフィールド成功率が40.4%となり、シーズンが終わった時には、テイタムがコートに出ていた際のチームのアシスト率が61.4%だったのに対し、ベンチに下がっていた際は64.3%となるほど違いが表れました。

もちろん、これらがブライアントの指導によるものだけであるとは限りません。

特に昨シーズンのセルティックスは一貫性に欠け、コート上のケミストリーが不足していました。

テイタムもまた、「昨シーズンは誰も良いように見えなかった」と認めています。

しかし、若いフォワードの選手にボールが渡り、彼がチームをまとめ上げることによって、より大きな仲間意識を生み出すでしょう。

テイタムはその中でプレイメイカーとしても、ディフェンダーとしても、リバウンダーとしても、自信を存分に発揮しました。

とはいえ、人々はテイタムがオールスターになることを本気で期待しているため、彼は自分のイメージが明確になるまで、プレイを磨き、調整を続ける必要があります。

それでもテイタムは、キャリアを決定付ける3年目のシーズンに臆することはなく、挑戦から引き下がるようなことはありません。



テイタムは次のように語りました。

「人々が期待したものではなく、僕が期待したものでもないことに、僕は全ての責任を負うよ。だから今年は楽しみにしている」

彼が飛躍できるかどうか――それは昨シーズンにブライアントから教わった自分の取り組みに、どれだけ責任を負えるかどうかに懸かっているとも言えるでしょう。

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