トロント・ラプターズのフレッド・ヴァンブリートが開幕戦で34得点を記録したのは、来年の夏と何かしらの関係があるのでしょうか?
そうでないにしても、ヴァンブリートは来年の夏にフリーエージェントとなる注目の選手の一人で、開幕戦のようなプレイを続けることができれば、間違いなく市場での価値は上がることになります。
ヴァンブリートがラプターズと再契約を結ぶかどうかは分かりません。
少なくとも、先日「Tim and Sid」に出演したヴァンブリートは、支払われるお金が適正であればトロントに残ることを望むと語りました。
「今シーズンはフリーエージェントについてあまり語ることは無いよ。これはビジネスであって、僕は自身と家族のために最善を尽くさないといけないからね。だけど、僕がこの場所についてどう感じているかは、記録に残っている。組織も、僕がこの場所をどう思うか理解している。理想の世界なら、何が起こるか分かっていることさ」
NBAで高い評価を受けているヴァンブリートであれば、来年の夏に年間平均2,000万ドル以上の契約を勝ち取ることは十分に可能でしょう。
同期のマルコム・ブログドンは、今年のオフシーズンにインディアナ・ペイサーズと4年8,500万ドルの契約を結びました。
問題は、ラプターズがそれほどのお金をヴァンブリートに費やすことができるのか、ということです。
ラプターズが考える長期計画とは何でしょうか?
パスカル・シアカムとは契約延長を結びましたが、マーク・ガソルやサージ・イバカは来年の夏に、カイル・ラウリーも2021年の夏にフリーエージェントとなります。
ラプターズは彼らを残留させようとするのでしょうか?
もし、ラプターズが今後何年間もプレイオフを争いたいのであれば、ヴァンブリートと再契約を結ぶのは理にかなっています。
しかし、ガソルやイバカ、ラウリーといったベテランをトレードすることによって、チームの若返りを図ろうとするのであれば、ヴァンブリートとの再契約はそれほど意味を成すわけではありません。
確実なことは、ラプターズは来年の夏にヴァンブリートにお金を払わなければ、彼を残すことはできないということです。
ヴァンブリートはラプターズに残ることを望んでいますが、彼の考える適正な価格がどれほどなのかは不明で、活躍すればその価格は上がっていくことになります。
彼が活躍することはラプターズにとっても本望ですが、同時にオフシーズンの不安要素も膨らんでいるかもしれません。
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