ポートランド・トレイルブレイザーズのベテランセンターであるハッサン・ホワイトサイドは、昨シーズンまで在籍していたマイアミ・ヒートと最初に対戦するのが1月5日であったため、ヒートが彼をトレードした理由が明かされるのは、その時までお預けでした。
しかし、マイアミに活動拠点を置く『The Athletic』のシャンデル・リチャードソン氏は、そのトレードについて尋ねるためにホワイトサイドと接触しました。
ホワイトサイドは様々なことについて語りましたが、その中でも特に彼の移籍に関する、興味深いコメントをいくつかピックアップしましょう。
いつマイアミでの時間が終わりに近づいていると気付いたか
「僕たちは何かに取り組んでいたけど、それはトレードされることについてだった。過去2年間でそれについて話し、僕たちは答えを見つけ出したよ。僕はもっとたくさんプレイできるチームに行き、もっとコートに影響を及ぼせる男になりたかった。それ以外のことは無く、常にプレイしたかっただけのこと。ベンチで深く腰掛けて、冷たい小切手を集めることだってできたけど、僕はプレイしたかったんだ」
ヒートが自身をトレードすることになった理由
「年を取ったことが決め手だったと思う。今の僕は30歳だ。彼らは新しい選手を連れてきたかったんだけなんだよ。それがビジネスさ。毎日顔を合わせていれば(移籍は)辛いけど、僕はそれに慣れている。僕はたくさんのチームでプレイしてきたからね。個人的な理由は何も無い。新しいチームに満足しているよ。ヒートについては何も言うことは無いんだ。その物語は終わった。さよならを告げた。良い思い出ができたよ」
サラリーに見合った貢献をしていないと批判されたこと
「何分プレイしても、いつもダブルダブルを記録してきた。ディフェンシブ・レーティングでも常にトップだった。調べてくれればいい。数字が物語っているんだ」
「多くの人は2015-16シーズンを評価してくれるけど、それが僕の最高のシーズンだとは思わないね。僕の最高のシーズンは、翌年の最もプレイできたシーズンだ。リバウンドでNBAのトップに立ち、平均17得点も挙げた。残念なことに、翌シーズンに(オーランド・マジック戦で)20得点、20リバウンドを記録した後、打撲を負ってしまったけどね」
ホワイトサイドは自身のトレードについて、自分自身とヒートが互いに前を向いて進むべき時だったと感じています。
チームメイトやコーチ、フロントオフィスと関係が悪化したわけでもなく、ホワイトサイドは未だにマイアミが「生活するには最適な場所」だと語りました。
ホワイトサイドがブレイザーズへ移籍した経緯は、決して複雑なものではなかったと言えるでしょう。
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