11月16日(日本時間17日)に行われたアトランタ・ホークス対ロサンゼルス・クリッパーズの一戦、クリッパーズのファンはカワイ・レナードとポール・ジョージのデュオを期待していたかもしれませんが、レナードの左ひざ打撲による2試合連続の欠場により、それはお預けとなりました。
それでも、ファンはジョージのワンマンショーに満足できたことでしょう。
第3クォーター残り8分16秒にファウルをもらいながらレイアップを沈めた後、ジョージは「I'm back!(帰ってきぜ!)」と叫びました。
ジョージはわずか20分11秒の出場で37得点を記録し、これは21分未満しか出場していない選手の中では、NBA史上最多得点でした。
また、クリッパーズはホークスに150-101と49点差を付けて大勝し、これはフランチャイズ史上最大得点差での勝利でもあります。
『ESPN』のオーム・ヤングミスク氏によれば、ジョージは試合後にこう言いました。
「新しい肩を手に入れたんだ。それ以外の言葉が見つからないね。長い間、これらは健康的じゃなかったからさ」
14日(日本時間15日)のニューオリンズ・ペリカンズ戦でクリッパーズデビューをして以来、ジョージは2試合で44分間に出場し、計70得点、フィールドゴール17本中10本成功、3ポイントシュート16本中9本成功、フリースロー21本全て成功と、肩の手術からの完全復活を証明しています。
ジョージは、次のように語りました。
[kanren postid="15957"]「初の50得点試合になっていた可能性があった。だけど、僕は自信に満ちた選手。”帰ってきた”と叫んだのは、それ以上の自信は無かったからだよ。ただの声明さ。帰って来ることができて本当に嬉しい」
クリッパーズのドック・リバース・ヘッドコーチも、復帰して間もない中でのジョージの活躍に、驚きを隠せずにいました。
「200日連続で彼が欠場していたのは何だったんだろうね?彼がプレイした2試合の効率は素晴らしい。得点だけでなく、パスや、接触のあるプレイの能力も信じられないほどだったよ」
ジョージのパフォーマンスに鼓舞されるように、チームとしてもクリッパーズは圧倒的な爆発力を見せました。
3ポイントシュートは計33本中17本を決め、ジョージ以外にも5人の選手が二桁得点を記録しています。
レナードやパトリック・ベバリー(左ふくらはぎの負傷)、ランドリー・シャメット(足首の捻挫)らの負傷者が居る中でも、全体で150得点を挙げることができたのは、ジョージに限らずチーム全体として優れたことにほかなりません。
また、リバースHCは、レナードの怪我を日常的なものだと考えており、18日(日本時間19日)のオクラホマシティ・サンダー戦では復帰させられると考えています。
それが実現すれば、ファンが望んでいたスーパースターのデュオと、周囲の優れたチームメイトの脅威を見ることができるでしょう。
ジョージは自身が育ったロサンゼルスで、ホームチームのために戦う”夢”が実現したことを嬉しく思っています。
「家族や友人の前で、ホームでプレイできる夢が実現した。観客の中には見知った顔がたくさんある。正直に言って最も嬉しいことは、それを毎晩できるということだよ」
最終的には、もっと大きな夢を地元で叶えることを、ジョージは望んでいるでしょう。
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