シカゴ・ブルズのザック・ラビーンは、ジム・ボイレン・ヘッドコーチとの信頼関係の悪化が懸念された夜から一転して、多くのファンの記憶に残る最高の試合を魅せました。
11月23日(日本時間24日)のシャーロット・ホーネッツ戦、ラビーンは残り0.8秒で勝利を呼ぶ逆転の3ポイントシュートを決め、ブルズが116-115で勝利――。
ラビーンはNBA史上3人目となる1試合で13本の3ポイントシュートを含む、キャリアハイの49得点を記録しました。
前日のマイアミ・ヒート戦、ラビーンは第1クォーターの序盤に一度ベンチへ下げられたことにより、ボイレンHCからの信頼の欠如を感じ取ったとコメントしました。
しかし、この日の華麗な個人技と劇的なショットは、その全てを忘れさせるかのようなものだったと言えるでしょう。
『AP』によれば、ラビーンは試合後に 次のように語りました。
「僕たちはとにかく完璧にやり遂げた。もちろん、少しの幸運にも恵まれたけどね。願わくば、これが僕たちの転機になってほしい。これは全てのチームにあること。これが僕たちにとって、正しい方向へ進む大きな一歩になるかもしれない」
まだ第4クォーター残り10秒の時点で5点を追っていた中、ブルズのトーマス・サトランスキーが残り7.1秒で3ポイントシュートを決めて2点差に迫ると、最後はブルズのコービー・ホワイトがホーネッツのデボンテ・グラハムのターンオーバーを誘い、ラビーンがルーズボールを奪いました。
「地面に落ちているボールを見たら、それに向かっていた」と言うラビーンは、3ポイントシュートラインまで戻り、劇的なショットを決めました。
彼の信じられないようなパフォーマンスには、対戦相手のグラハムも称賛の言葉を送っています。
「ただただタフな敗戦だ。特に、僕はその状況でボールを失ってしまったからね。でも、ザックは思い切ったショットを決めたから、それには彼に敬意を表すしかないよ」
ホーネッツはこれまでの6勝全てで、二桁得点のビハインドから勝利を掴んでおり、この日も同様の形で7勝目を挙げるまで残り数秒に迫っていました。
ホーネッツのジェームズ・ボーレゴ・ヘッドコーチは、次のように語ります。
[kanren postid="16237"]「この試合には、追いつくために良いところがいくつもあった。刺激を受けたんだと思ったよ。我々はリバウンドを奪っていたし、ペイントも制圧していたからね。彼らを称賛するしかないよ。ラビーンは、明らかに驚くべきショットをいくつも決めたんだ」