もしポートランド・トレイルブレイザーズが電話をかけてこなければ、カーメロ・アンソニーはバスケットボールから離れる覚悟を固めていたかもしれません。
『ESPN』のニック・フライデル氏によれば、アンソニーは火曜日に引退について「心の準備をしていた」と言いました。
「望む状況が実現しなければ、バスケットボールから離れてもいいと覚悟していたんだ」
それでもブレイザーズと契約後、アンソニーは7試合で平均16.4得点、6.0リバウンドを記録しており、第6週の週間MVPにも選出され、順調なスタートを切っています。
アンソニーは「自分ができることを理解している」と語りました。
「もし僕が単にチームの一員となるためだけに移籍しても、それが上手くいかなければ、いずれにしても自分に帰ってくる。まあ、自分の責任という感じさ」
10回のオールスター出場経験を持つ過去があっても、アンソニーは長い時間NBAのコートに立つことができずにいました。
昨シーズンはヒューストン・ロケッツから始まったものの、わずか10試合に出場した後、トレード期限直前にシカゴ・ブルズへトレードされました。
ブルズはアンソニーをバイアウトし、その後はどのチームもオファーを提示せず…。
2019-20シーズンも約1ヶ月が過ぎるという時、ようやく電話がかかってきた相手はブレイザーズでした。
アンソニーは、その時点で引退を決断する瀬戸際だったと言います。
「ある時点で、”多くの試合をしてきた。15、16年間もやってきた。もう諦める覚悟はできている”というように感じたんだ」
アンソニーは、1年間の休息で得たことについて語りました。
「最も重要なことは、心をきちんと休ませられたことかな。正気に戻ったんだ。人は、それがどんなに強い影響を及ぼすか分かっていないと思う。頭が正常に働けば、どうでもいいことなんて全部流れていくんだ」
彼は12月6日(日本時間7日)にやって来る、親友のレブロン・ジェームズとの対戦を楽しみにしています。
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