1月30日(日本時間31日)に行われたサクラメント・キングス対ロサンゼルス・クリッパーズの一戦は、レジェンドのコービー・ブライアントが亡くなってから初めてとなるステイプルズ・センターでの試合でした。
そして、その試合の中で、様々な形でブライアントに対して敬意を示しました。
しかし、ロサンゼルス・クリッパーズのドック・リバース・ヘッドコーチは、ブライアントへ敬意を示す究極の方法があることを理解しています。
『ESPN』のオーム・ヤングミスク氏によれば、リバースHCは試合前にこう語りました。
「日曜にもこの話をしたが、コービーに敬意を示したいのであれば、勝つのが一番だ。今夜に限らず、勝っていくことだ。」
「それが我々の旅であり、既に我々の旅となっていた。我々は、もし本当に彼に敬意を示したいのであれば、彼が勝者になるために多くの犠牲を払ったことを理解していると思う。だから、我々も勝つためには同じことをしなければならない。そうでなければ、我々は勝てない」
残念ながら、クリッパーズはキングスに124-103で敗れてしまいましたが、彼らはブライアントの死を敗戦に言い訳にすることはありません。
とはいえ、悲しみがないということでもなく、クリッパーズのモントレズ・ハレルは、悲しみを乗り越えるまでに時間がかかるだろうと語りました。
「コービーはレジェンドであり、偶像であり、今後数ヶ月間もそのことを感じていくだろう。起こったことから立ち直る正しい手段なんて無い。9人が、あまりにも早くこの世を去ったんだ。数日のうちに、それを乗り越えることは絶対にできないだろう。単純なことだ」
行動、ビデオ、コメント――ブライアントを称える方法は無数にあり、いずれもが素晴らしいものであることは間違いありません。
しかし、ブライアントを最高の形で称えるのであれば、やはり”勝利”こそが最も相応しいものでしょう。
なぜなら、彼は”勝者”だからです。
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