今シーズンが始まる前、オクラホマシティ・サンダーのクリス・ポールに良い話題はほとんどありませんでした。
ロケッツはラッセル・ウェストブルックを獲得するため、ポールに加えて2つの1巡目指名権、2つの1巡目交換権を与えました。
34歳のポールに最大3年間で1億2,000万ドルの契約は、あまりにも大きすぎると考えられていました。
再建を目論むはずのサンダーに移籍したことで、近いうちに再びトレードされるだろうと噂されていました。
多くの話題がポールを取り巻いてから数ヶ月後、彼はシカゴでのオールスターゲームに最年長選手として出場し、その舞台で大活躍をしていました。
直近3年間でオールスターゲームに出場していなかったことを考えると、まさしくこれはポールにとって”復活”のシーズンと呼ぶに値するものかもしれません。
ポールは今シーズン平均17.6得点、6.6アシストを記録し、15年間のキャリアによる衰えを感じさせないパフォーマンスを続けています。
そして、自身がまだNBAで戦えることは本人が最も理解しており、『NBC Sports』のダン・フェルドマン記者によれば、ポールはこう語りました。
「今の体の感じ方としては、少なくとも20年(目)までプレイしたいと思っている」
いかに優れた選手でも、NBAで20年以上プレイを続けるのは非常に困難なことで、過去に20年以上NBAでプレイしてきた選手は以下のわずか7人しかいません。
- ビンス・カーター(22)
- ダーク・ノビツキー(21)
- ケビン・ガーネット(21)
- ケビン・ウィリス(21)
- ロバート・パリッシュ(21)
- コービー・ブライアント(20)
- カリーム・アブドゥル・ジャバー(20)
これからさらに5年間、ポールがNBAで戦い続けられるかどうかは、誰にも分かりません。
ただ、ポールには少なくともチャンスがあるでしょう。
なぜなら、ポールは同じ年齢のほとんどの選手と比べれば、NBAで十分通用しているからです。
[kanren postid="17297,16504"]