ニューヨーク・ニックスのポイントガード問題は、もはや常態化していると言っても過言ではないかもしれません。
現代のNBAにおいてプレイメイカーの存在は重要視されているため、ニックスは成功を収めるために優れたポイントガードの獲得は最優先事項だとも言えるでしょう。
では、ニックスのポイントガード問題を解決してくれるような選手は、どこに居るのでしょうか?
『SNY.tv』のイアン・ベグリー記者によれば、新球団社長にレオン・ローズが就任する前、ニックスはシャーロット・ホーネッツのテリー・ロジアーの獲得に関心を持っていたようです。
より詳しい噂としては、ニックスはジュリアス・ランドル、デニス・スミスJr.、そして将来の1巡目指名権と引き換えに、ホーネッツからロジアー、マリク・モンクの獲得を試みていました。
ロジアーはオールスター級のポイントガードではありませんが、昨年の夏にボストン・セルティックスからホーネッツへ3年契約で移籍し、自身の起用法をベンチから先発に変化させています。
もしフリーエージェントに目を向けるのであれば、トロント・ラプターズのフレッド・ヴァンブリートは最大のターゲットの一人となるでしょう。
しかし、2019年のファイナルのヒーローでもあるヴァンブリートに、ラプターズがオファーを渋るとも思えないため、ニックスが彼を獲得するのはおそらく簡単なことではありません。
より堅実で、頼れるベテランのポイントガードを探すのであれば、オクラホマシティ・サンダーのクリス・ポールが最適です。
ただし、ポールの契約は来シーズンも約4,130万ドルと高額で、さらに2021-22シーズンにも約4,420万ドルのプレイヤーオプションがあります。
ただでさえ、以前から彼の高額な契約は大きなリスクを伴うと言われていたにも関わらず、シーズン中断の影響で来シーズンのサラリーキャップが減少する可能性があることを考えると、再建を試みるニックスのキャップスペースに柔軟性が無くなることは致命的だと言えるでしょう。
最もニックスがポイントガードの補強で期待したいものがあるとすれば、それはドラフトです。
特に2020年のドラフトは優秀なガード選手が多いことでも知られており、ニックスの全体1位指名権の当選確率は9%であるため、千載一遇のチャンスを掴み取ることができるかもしれません。
昨年の夏、ニックスはスター選手を1~2人獲得することを期待していましたが、結果は散々なものでした。
同じ失敗を繰り返さないためにも、次のオフシーズンでは良い選択ができるようにしたいところです。
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