サクラメント・キングスがオフシーズンに対処すべきことの一つは、ガードのボグダン・ボグダノビッチのフリーエージェントでしょう。
ボグダノビッチはキャリア3年目の今シーズンに平均14.5得点、3.2アシスト、3ポイントシュート成功率36.1%を記録し、今年のオフシーズンに制限付きフリーエージェントとなります。
『The Athletic』のジェイソン・ジョーンズ記者によれば、キングスはオフシーズンに確立されたフリーエージェントの獲得にも目を向けるものの、ボグダノビッチとの再契約を最優先事項としているようです。
制限付きフリーエージェントとなるボグダン・ボグダノビッチとの再契約が最優先事項だ。ボグダノビッチが他のチームと契約しても、キングスはオファーシートにマッチするつもりでいる。ボグダノビッチとの再契約が確実な場合は、特にウィングのディフェンスの補強をすることになる。キングスはペリメーターに十分なサイズが無いため、6フィート8インチ(約203cm)程度で、フォワードもプレイできる選手を探すことになる。
ボグダノビッチは2014年のドラフトでフェニックス・サンズに全体27位で指名されましたが、サンズは彼を加えることなくキングスにトレードしました。
そしてボグダノビッチは2017年にNBAデビューを飾った後、キングスの重要なローテーションプレイヤーの一人に成長しています。
キングスがボグダノビッチを残したいという気持ちは既に表れており、昨年の秋には彼に4年5,140万ドルの契約延長を提示しました。
ボグダノビッチはこのオファーを辞退しましたが、オフシーズンにフリーエージェントとなった方がより大きな契約を得られる可能性があることを考えると、彼の判断は理にかなっています。
そして、ボグダノビッチはキングスに残留したいという意思も示しています。
「僕がサクラメントを愛しているのは、皆が知っている。ここは素晴らしいグループだ。今も幸せだし、ここ数年間も幸せだったけど、何も急ぐつもりはない。
常にフランチャイズの一員になりたいと思っているのは確かだけど、それだけに固執しているわけでもない。契約は僕の代理人の仕事だ。そして僕を知っている人は皆、僕がお金をことを最優先に考えているわけではないことを理解している。もちろん重要なことではあるけど、常に最重要というわけではないんだ」
リーグの優れたフロアスペーサーとして、ボグダノビッチは多くのチームからの関心を集めることになるでしょう。
しかし、キングスはボグダノビッチを留めておくことを強く決意しているようです。
ボグダノビッチとの再契約がキングスの成績を大幅に改善させるというわけではありませんが、これはキングスにとって必要なステップの一つであることは間違いありません。