マイアミ・ヒートの新人であるケンドリック・ナンは『South Florida Sun Sentinel』のアイラ・ウィンダーマン記者とのインタビューの中で、今シーズンの自身のパフォーマンスについて語りました。
「僕はシーズンを通じて先発のガードとして出場し、僕たちは勝利できるチーム、プレイオフを競えるチームとなった。だから、僕はここで自分自身を証明したと確実に言える」
ドラフト外から入団したナンが、今シーズンのサプライズプレイヤーの一人であったことは間違いありません。
62試合全てに先発出場したナンは平均15.6得点、3.4アシスト、3ポイントシュート成功率36.2%を記録し、イースタン・カンファレンス4位につけるヒートの躍進に大きく貢献しました。
ただ、驚くのはそれだけではありません。
多くの人々は新人王の最有力候補にメンフィス・グリズリーズのジャ・モラントを挙げていますが、ナンは自身の方が新人王に相応しいと主張しています。
「新人王は僕だ。人々は彼が新人王だと言うだろうけど、僕は信じられないね。最も評価されるべきは勝利だ。僕たちは2人ともチームで先発のガードを務めているけど、僕たちのチームはプレイオフを競うチームになっている。だから、新人王はケンドリック・ナンに渡していただきたいね」
シーズンMVPを見ても分かるように、昨今のリーグにおける優れた選手とは、個々のパフォーマンスだけでなくチームの成績も重要視されています。
新人王も同じように評価されるべきかどうかは分かりませんが、ナンの意見にも一理あるのは確かなことでしょう。
ナンはモラント、ザイオン・ウィリアムソンと並んで、新人王のメディア投票トップ3に入ることが予想されています。
それでもナンは、他のチームの新人選手とのスタッツ争いには関心が無かったと語りました。
「彼らの数字は本当に気にしていなかった。試合の中で彼らがどうプレイしているかを見て、対戦する準備をしているだけさ」
ナンが新人王を受賞すれば、ヒートでは史上初の快挙となります。
とはいえ、ナンは新人王がゴールではないことも理解しています。
「これからも改善し続ける。今シーズンが終わったら、来シーズンはもっと良くなるだろう」
【投票】
- ジャ・モラント 76%, 102 票102 票 76%102 票 - 76%
- ケンドリック・ナン 13%, 17 票17 票 13%17 票 - 13%
- ザイオン・ウィリアムソン 10%, 14 票14 票 10%14 票 - 10%
- その他 1%, 1 票1 票 1%1 票 - 1%