NBAがシーズン再開を慎重に検討している中で、日本のBリーグが一つの教訓になるかもしれないと、『The Athletic』のデイビッド・オルドリッジ記者が伝えています。
Bリーグは今年2月に一時的なシーズン中断の措置を取った後、3月中旬にシーズンを再開させたものの、複数の選手や審判の体調不良が確認されたことにより、わずか数試合が行われただけでシーズン中止が決定しました。
オルドリッジ記者によれば、元NBA選手で今シーズンはBリーグの島根スサノオマジックでプレイしていたジュワン・サマーズは、Bリーグのシーズン再開がどのように頓挫したかを直接目の当たりにしてきた中で、NBAはシーズンを再開できるのかということについて言及しています。
「リスクを負うだけの価値はないと思う。もちろん、レブロン(ジェームズ)やAD(アンソニー・デイビス)たちがファイナルで勝てるのかどうかは見てみたい。あるいは(ヤニス)アデトクンボを、レブロンやカワイ(レナード)が止められるのかとかね。バスケットボールを愛する人は多いから、シーズン中断は手痛い。だけど、多くの人が亡くなっているということの方が重要だ」
確かに、私たちはNBAのシーズンが再開されることを切に願っています。
しかし、命に関わるほどのリスクを負うくらいであれば、Bリーグ同様にシーズンの中止を受け入れることも重要なのでしょう。