今シーズン、64試合中59試合に先発出場を果たしたオーランド・マジックのマーケル・フルツには、先発以上にフィットする役割があるのでしょうか?
『The Athletic』のジョシュ・ロビンズ記者によれば、あるスカウトの一人はフルツのシューティング能力に疑問を感じており、バックアップとして起用される方がいいのではないかと指摘しました。
「今の彼はバックアップのような役割を果たしており、その役割が彼にはぴったりだと思う。ショットがそれほど良くならない限り、彼はバックアップの選手だ。良いディフェンダーで、運動能力があり、リムに到達する力もある。しかし、スターターとしてお金を稼ぐのであれば、ショットを決めなければならない」
フルツのシューティング精度はたびたび話題に挙げられ、フィラデルフィア・76ersで過ごした2年間ではフィールドゴール成功率41.4%、3ポイントシュート成功率26.7%、フリースロー成功率53.4%を記録しました。
しかし、2018-19シーズン途中にシューティング精度の悪さの原因とされる胸郭出口症候群の治療を受けたフルツは、マジックで迎えた今シーズンにフィールドゴール成功率(47.3%)とフリースロー成功率(72.3%)を大幅に向上させています。
3ポイントシュートの精度に関しては、カレッジ時代の成功率である41.3%を取り戻せていないだけに課題が残っていると言えますが、それ以外の才能は元ドラフト1位指名に違わないものを持っていることを証明しているだけに、最も才能を活かせる役割で今後も活躍できることを期待したいところです。
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