ヒートはビクター・オラディポの移籍先となるのか

インディアナ・ペイサーズのビクター・オラディポがフリーエージェントとなるのは2021年の話ですが、オラディポが2019-20シーズンの再開を辞退したことによって、彼の将来についての憶測が再燃しています。

その憶測が出る理由の一つとして、『Indianapolis Star』のJ・マイケル記者によれば、オラディポはシーズン再開の辞退についてチームを通すことなく自身から発表したことが関係しています。

一方でマイケル記者は、ペイサーズが選手に優しい組織だと考え、オラディポに決定を下す自由を与えたとも指摘しました。



マイケル記者によれば、リーグ関係者はオラディポがフリーエージェントについて2つのこと――可能な限り多くのお金と、優勝争いをする機会を重視すると述べています。

その報道が真実である場合、少なくとも前者については、バード権を持つペイサーズはどのチームよりも大きな契約をオラディポに提示できるため、心配することはないでしょう。

ただし後者については、オラディポはペイサーズが優勝争いをできる環境と見ているかどうかは分かりません。

もしそのように見ていなかった場合、オラディポは移籍先について検討する可能性がありますが、元代理人のレオン・ローズが球団社長を務めるニューヨーク・ニックスは最有力候補ではないと、マイケル記者は指摘しています。

その代わり、マイケル記者はマイアミ・ヒートへの移籍を検討するかもしれないと伝えています。

オラディポとヒートが関連する話は、これが初めてではありません。

『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者は先月、ヒートが2021年のフリーエージェントでミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボと、オラディポの獲得に関心を抱いていると報じました。

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『Miami Herald』のバリー・ジャクソン記者によれば、新型コロナウイルスの影響によって今後のサラリーキャップが不確定なことを考えると、ヒートが両者を獲得するためには克服すべき障害がいくつもあるとされています。

しかし、昨年の夏にジミー・バトラーをサイン&トレードで獲得したように、マックス契約級の選手を揃えることは不可能ではありません。

当然ながら、このシナリオは全てがヒートにとってうまくいった場合であり、特にバックスと共に成功を収めているアデトクンボの移籍はあまり現実的とは言えないでしょう。

ただ、アデトクンボと比較すれば、オラディポの将来に関しては宙に浮いた状態となっています。

オラディポは今のペイサーズに満足しているかもしれませんが、2021年のフリーエージェントまで時間は十分に残っており、その間に彼の将来の展望が変わる可能性も無いとは言い切れません。

そしてその場合、注目されるのがヒートであることは間違いなさそうです。

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