28歳のガードであるタイラー・ジョンソンは、先月下旬にブルックリン・ネッツと契約を結んだことに喜びを感じています。
というのも、今から4年前の2016年のオフシーズン――ネッツは若いガード選手を獲得することを期待し、制限付きフリーエージェントとなっていたジョンソンに4年5,000万ドルの契約を提示しました。
しかし、当時ジョンソンが所属していたマイアミ・ヒートはネッツの提示額にマッチし、ジョンソンを残留させたため、彼のネッツ移籍は実現しませんでした。
残留した後、ジョンソンは自身の地位を確立することに苦しみ、フェニックス・サンズにトレードされ、左膝の手術も行った結果、今年2月に解雇されることになりました。
4年前と比較すると明らかに価値が下がってしまったジョンソンでしたが、それでもネッツは彼に手を差し伸べました。
『New York Post』のブライアン・ルイス記者によれば、膝が完治したことを明かしたジョンソンは次のように語っています。
「100%の状態ではなかったのかもしれない。正しくやろうと努力していたんだ。だけど、立ち直るものがなかった。…それでも、幸いなことに僕はここに居る。少しでもやり直せる立場にあることに気付いたんだ」
ジョンソンは苦しみを味わったことで、謙虚さを学んだとも付け加えています。
「当時は自分の思い通りになる気がしていた。だけどNBAで移籍すると、上手くいく場所もあれば、上手くいかない場所もあることが分かる」
少なくとも、フリーエージェントになる前のジョンソンにとってのヒートは、上手くいく場所だったでしょう。
彼はネッツでも、そうであることを望んでいます。