トム・シボドーがニューヨーク・ニックスの新たなヘッドコーチに就任したことを、チームが正式に発表しています。
『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は最近、ニックスとシボドーが5年契約を結ぶ間近だと伝えていました。
ニックスのレオン・ローズ球団社長は、フランチャイズを新たに引っ張るシボドーについて次のように声明を発表しています。
「トム・シボドーは指導してきた選手やチームを最大限に活用してきた、実績のある勝者。彼は我々の組織にリーダーシップや責任、勤勉な精神といったものをもたらすでしょう。彼や彼のスタッフと協力し、将来の成功を目指していくことを楽しみにしています」
シボドーは1996年から2004年までニックスのアシスタントコーチを務めていた経験があり、その後もミネソタ・ティンバーウルブズ、サンアントニオ・スパーズ、フィラデルフィア・76ers、ヒューストン・ロケッツ、ボストン・セルティックスのアシスタントコーチを務めていました。
そして2010年にシカゴ・ブルズで初めてヘッドコーチに就任したシボドーは、ブルズでの5年間で通算255勝139敗を記録し、その全てのシーズンでチームをプレイオフに導きました。
また、ウルブズのヘッドコーチの就任した後も、2017-18シーズンにはフランチャイズ史上14年ぶりのプレイオフ進出を果たしたものの、2018-19シーズンに当時チームの中心選手であったジミー・バトラーとの確執が生まれたことによって、ウルブズとの時間は突然終わりを迎えました。
シボドーは2019-20シーズンにコーチを務めていませんでしたが、ブルックリン・ネッツやヒューストン・ロケッツも新HCとして彼を招き入れることに関心を抱いていました。
しかし、ニックスはネッツやロケッツと異なって今シーズンが終了していたため、一足先に指揮官探しに専念できたことから、シボドーを雇用できたとも言えるかもしれません。
シボドーは声明で次のように述べています。
「歴史あるフランチャイズにヘッドコーチとして戻り、信頼し、尊敬している有能なフロントオフィスと共に働けることに感謝しています。私は成功していた時のニックスを知っており、それに匹敵するものは無いと思っています。我々がここで構築しているものの一部になることが楽しみであり、仕事を始めるのが待ち遠しいです」
今シーズンのニックスに在籍しているベテラン選手のほとんどは来シーズンが非保証契約であるため、ニックスはこのオフシーズンに膨大なキャップスペースを用意できるチームの一つとして期待されています。
首脳陣がオフシーズンにどのような仕事を果たし、ミッチェル・ロビンソンやRJ・バレットといった将来有望な若手選手と融合させ、それをシボドー新HCがどのように機能させるか楽しみにしましょう。
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