ニューオーリンズ・ペリカンズはオーランドでのプレイオフ進出に向けて戦っていますが、スーパールーキーのザイオン・ウィリアムソンが貢献できる時間は限られています。
2019-20シーズンが再開する前、ウィリアムソンは家族の問題に対処するためにキャンパス内を長い間離れていたため、彼の出場時間は限られており、実際に過去2試合では計29分間しか出場していません。
そしてペリカンズはその両方の試合で敗れたため、自身が望むほど貢献できずに敗れるチームを見るのは、ウィリアムソンにとって決して簡単なことではないでしょう。
『ESPN』のアンドリュー・ロペス記者によれば、ウィリアムソンは自身の出場制限について次のように語っています。
「汗をかき始めた頃にブザーが鳴った方を見ると、それは自分の交代を合図するものだった。ベンチに下がらなければならないから、正直に言うと非常に辛い」
そのため、ウィリアムソンは十分な出場時間が得られないことに対して不満を出さないように尽くしています。
膝の怪我から復帰した後の1月も、今と同じように彼の出場時間には制限がかけられていました。
ウィリアムソンはそのような中でも楽しんでいると言いますが、それでも彼の限られた出場時間は、本来の楽しみの一部を奪うことになっています。
「まだ楽しさはあるけど、皆が見慣れているほどではない。自分は競争者だから、コートに残りたいんだ」
しかし、ウィリアムソンの出場時間に対する組織の決定は常に慎重です。
先週、ペリカンズの運営部門代表であるデイビッド・グリフィンは、プレイオフ進出が懸かっている状況でもウィリアムソンに過度な出場時間を与えることはないと語りました。
「誰もが(ウィリアムソンに)40分間プレイしてほしいと思っている事実には感謝している。だが、そうはならないと誓える。出場時間を制限するのはプレイオフ進出を目指す上で良くないことだと分かっているが、彼が最大限の力を発揮するためには、今の過程を経る必要があるんだ」
ウィリアムソンはペリカンズの将来を担う最大の希望の一つであるため、組織が彼に対して過剰なほどに用心深くなるのは理解できます。
チームは明らかに、今シーズンのプレイオフ進出よりもウィリアムソンの健康に重点を置いていると言えるでしょう。
ただ、結果的に2連敗を喫したといえ、まだペリカンズにプレイオフ進出の可能性は残されています。
もしペリカンズがプレイオフ進出に近づいたり、プレイオフに進出した時、大幅でなくともウィリアムソンに多少の出場時間の増加は見込めるかもしれません。