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NBAの2019-20シーズンは継続へ、再開は日本時間29日を目標に
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ロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズの2チームが、水曜日の夜に行われたミーティングの中で「今季の残り試合をボイコットする」ことに投票したと、『The Athletic』のシャムス・シャラニア記者が伝えています。
一方で、残りのチームはシーズンを継続することに投票し、この投票を以ってミーティングは終了となりました。
Sources: The Lakers and Clippers have voted to boycott the NBA season. Most other teams voted to continue. LeBron James has exited the meeting.
— Shams Charania (@ShamsCharania) August 27, 2020
『Yahoo Sports』 のクリス・ヘインズ記者によれば、レイカーズとクリッパーズは投票を終えた後にミーティングから抜けた最初の2チームでした。
さらに『The Athletic』のデイビッド・オルドリッジ記者は、ミーティングの内容が「荒れていた」と伝え、8月27日(日本時間28日)以降がどのようになるか不透明だと伝えています。
シャラニア記者によれば、マイアミ・ヒートのベテランであるユドニス・ハスレムは、ウェスタン・カンファレンスの上位2チームが不在であればシーズン続行は不可能だと主張しました。
ただ、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は、今回のミーティングで行われた投票が最終決定になるわけではないと伝えています。
しかし、『Los Angeles Times』のブラッド・ターナー記者によれば、レイカーズのレブロン・ジェームズと、クリッパーズのカワイ・レナードは、今季を終了させることを強く希望しているようです。
リーグのトッププレイヤーの意見が全てを決めるとは言えませんが、彼らの意見が他の選手の考え方に影響を与える可能性もゼロとは言い切れません。
ウォジナロウスキー記者は、シーズンの継続に関する議論が翌日まで続くだろうと伝えているため、少なくとも27日の3試合(ナゲッツ対ジャズ、セルティックス対ラプターズ、クリッパーズ対マーベリックス)が予定通り行われる可能性は低いと見られます。
『SI.com』のクリス・マニックス記者によれば、イーストの上位2チームであるミルウォーキー・バックス、トロント・ラプターズはシーズン続行に票を投じたものの、シーズンを終了させることにも力強い意見を持っていたとされています。
ラプターズは今週初めに、試合のボイコットについて最初に公にしたチームであり、バックスは実際に試合をボイコットした最初のチームでした。
2019-20シーズンが途中で終了した場合、NBAの収入やサラリーキャップに深刻な影響を与えることになるため、リーグの団体交渉協定にも大幅な変更を余儀なくさせる可能性があります。
『Philadelphia Inquirer』のキース・ポンペイ記者は、もし現時点で2019-20シーズンが終了すると、リーグは15~35%の収益が失われると指摘しました。