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NBAの2019-20シーズンは継続へ、再開は日本時間29日を目標に

オーランドのウォルト・ディズニー・ワールドで行われているNBAの2019-20シーズンが継続されることを、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキーが伝えています。

8月27日(日本時間28日)に行われる予定であった3試合(ナゲッツ対ジャズ、セルティックス対ラプターズ、クリッパーズ対マーベリックス)は延期となりますが、『The Athletic』のシャムス・シャラニア記者によれば、今のところは28日(同29日)の再開を目標としているようです。

事態は、ウィスコンシン州で29歳の黒人男性であるジェイコブ・ブレイク氏が警官に射殺されたことから始まりました。

NBAはバブル内で社会正義や人種差別の問題を訴えることを主な目標の一つとしていただけに、今回の事件は多くの選手を失望させ、結果としてイースタン・カンファレンスの第1シードであるミルウォーキー・バックスは、8月26日(日本時間27日)のオーランド・マジックとのプレイオフ1回戦の第5戦をボイコットすることに決めました。

そして、マジックもバックスの決断を支持して試合を行わなかったため、その後に予定されていた同日の2試合(サンダー対ロケッツ、トレイルブレイザーズ対レイカーズ)も延期となりました。

同日の夜、選手たちはホテルで今季の残り試合をどうするべきかミーティングを行い、投票ではロサンゼルス・レイカーズとロサンゼルス・クリッパーズが残り試合をボイコットすることを主張し、特にレブロン・ジェームズやカワイ・レナードはボイコットを強く希望していると報道されました。

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しかし、木曜日に選手と理事会の間でさらなるミーティングを行った結果、選手たちはシーズンを継続させることを自ら決定しました。

Yahoo Sports』のクリス・ヘインズ記者によれば、ここにはシーズン継続を当初は反対していたレブロン・ジェームズなどの選手も含まれているようです。

ウォジナロウスキー記者によれば、レイカーズの数人のメンバーと他のチームの選手たちは、水曜日の夜のミーティングが解散となった後も数時間に及ぶ議論を続けていました。

水曜日の夜のミーティングは”感情的”と伝えられていましたが、その後の議論によって残ったメンバーは冷静さを取り戻すことができ、それがシーズンを継続させるための合意に繋がったとされています。



今年5月下旬にもミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイド氏の死亡事件が起き、一部のNBA選手はシーズンの再開が社会正義や人種問題の抗議活動の妨げになると考え、オーランドのバブルでプレイしないことを決断しました。

これらの問題は今回のブレイク氏の死亡事件によって再燃し、選手たちは米国に変化を与えるために自分たちが持つプラットフォームを活用すべきか――もう一度考える必要がありました。

そして、最終的に彼らはプレイを続けることを選んでいます。

1949年にNBAが発足して以来、NBAチャンピオンが誕生しない年は一度もありませんでした。

2019-20シーズンは前例のないほど波乱に満ちていますが、それでもリーグと選手たちは例年通り最後の1チームを決めるまで戦い続け、その中で自分たちの想いを世界に発信していくようです。

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