考察

ナゲッツとジャズの歴史的なシリーズと第7戦から見えた3つのポイント

9月1日(日本時間2日)に行われたユタ・ジャズ対デンバー・ナゲッツのプレイオフ1回戦第7戦は、ナゲッツが80-78でジャズに勝利し、カンファレンス準決勝進出を決めました。

ナゲッツのジャマール・マレーと、ジャズのドノバン・ミッチェルの目を疑うようなパフォーマンスを含め、今シリーズは人々の記憶に残る素晴らしいシリーズの一つとなったでしょう。

ここでは、歴史的な今シリーズと第7戦から見えた4つのポイントを振り返っていくことにします。



ギャリー・ハリスのディフェンス

ナゲッツの第5戦からの3連勝を、第6戦のハリスの復帰なしに語ることはできないでしょう。

股関節の怪我から復帰したハリスは第6戦と第7戦の2試合で計47分間しか出場しておらず、ボックススコアは2本のスティールと、2本のブロック、そして8本のパーソナルファウルと、目立った数字を残していないように見えます。

しかし、ディフェンシブ・レーティング(100ポゼッションあたりの平均失点)は、彼がコートに立っていた47分間の影響力をはっきりと示しています。

ナゲッツは最後の2試合のディフェンシブ・レーティングで101.6ポイントを記録しましたが、ハリスがコートに立っている間のディフェンシブ・レーティングは91.3ポイントまで下がっていました。

2試合でわずか20分しか出場していないメイソン・プラムリーを除けば、これはチームで最も良い数字です。

一方、ハリスがベンチに下がっている間のディフェンシブ・レーティングは107.4ポイントでした。

彼がベンチに下がっている方がチームのオフェンスは良くなる傾向にあったものの、ネット・レーティング(100ポゼッションあたりの平均得失点差)は、ハリスが出場している間は+15.4ポイント、下がっている間は+4.3ポイントであったことを考えると、彼が出場していた方がチームに好影響を与えていたことは明らかです。

歴史的なシリーズはマレーとミッチェルの点取り合戦に注目が集まっていましたが、実際はその影で一人のディフェンスが試合に大きな影響を与えていたこともまた事実です。

ニコラ・ヨキッチの決勝点

今シリーズのナゲッツのニコラ・ヨキッチは、平均26.3得点、8.1リバウンド、5.3アシストと良い数字は残しているものの、強烈なインパクトがあるというわけではありませんでした。

その理由の一つは、リーグ最高のディフェンダーの一人であるビッグマンのルディ・ゴベアがヨキッチを守っていたためでもあるでしょう。

しかし、チームの大黒柱は、チームが最も必要とする場面でその期待に応えてくれました。

同点で迎えた第4クォーター残り27.8秒に、ゴベアの頭上に放ったヨキッチのフックショットが試合の決勝点となったのです。



ジャマール・マレー、ドノバン・ミッチェルへの称賛

第7戦のマレーとミッチェルは計フィールドゴール43本中16本成功の39得点に終わりましたが、彼らが今シリーズで見せてきたドラマは忘れるはずもありません。

彼らは最初の6試合で計フィールドゴール成功率57%、3ポイントシュート成功率56%、フリースロー成功率93%の平均73得点を記録し、両者ともに複数回の50得点も記録しました。

最後にジャズのマイク・コンリーが放ったショットが外れ、ミッチェルがコートに倒れ込み、それからマレーがすぐに彼を称賛にするために向かった瞬間に感動できるのは、彼らが歴史的なシリーズを作り上げてきた何よりの証拠でしょう。

今季を再開させた価値はこれだけでも十分に感じることができ、マレー、ミッチェルの両者の健闘は大いに称賛されるべきです。

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