プレイオフ1回戦 第1戦で重度の右足首の捻挫を負ったゴードン・ヘイワードは、9月19日(日本時間20日)に行われたマイアミ・ヒートとのカンファレンス決勝 第3戦で復帰を果たし、チームのシリーズ初勝利に貢献しました。
しかし、彼はこれで終わりではありません。
『USA Today』のマーク・メディナ記者によれば、ヘイワードはこの先の試合もチームと共に戦う決断を下しました。
というのも、ヘイワードは今月中に4人目の子供を出産する予定である妻と一緒に過ごすため、当初はチームを離れることを計画していました。
しかし、ヘイワードは足首の捻挫の回復によってバブルを離れることになり、その間に妻に会って話し合う機会を得られたことを明かしました。
「(妻の)ロビンは、いつでも出産する可能性がある。おそらく、僕がここに居るときに起こるだろう。彼女が急に病院に搬送されれば、僕が戻っても出産に遅れてしまうかもしれない。僕たちはそのことについて話し合い、祈りを捧げた。僕はここに残り、チームの力になることが最善だと思うんだ」
USA Today
ヘイワードは復帰戦で31分間に出場し、6得点、5リバウンド、4アシスト、3スティール、1ブロックと、スタッツシートを埋める活躍を見せました。
試合後、ヘイワードは約1ヶ月ぶりにチームメイトと一緒にプレイしたことについて「本当に楽しかった」と語りました。
「バスケをするのは4~5週間ぶりだったから、チームメイトと一緒にコートに立てて本当に楽しかった。自分ができることは何でもやって、勝利に向けてチームに影響力を与えようとしたんだ。最初の5分で息が切れたし、今はすごく疲れているし、足首もかなり痛い。だけど、僕は自分たちの戦い方や、勝利したことに誇りを持っているよ」
The Athletic
セルティックスのブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)は試合後、得点以外の部分でも試合に影響力を与えたヘイワードを称賛しました。
「一年を通じてやっていることを見せてくれた。あまりシュートは打たなかったが、彼はチームを安定させる力を持っている。彼は適切なタイミングで、仲間のために適切なプレイをすることができる」
USA Today
ヘイワードにとっては簡単な決断ではなかっただけに、残り4試合のうち3試合で勝利し、彼を待つ妻や新生児に良い報告を届けることは、彼の最大の目標の一つだと言えるでしょう。