フェニックス・サンズが、オクラホマシティ・サンダーのベテランガードであるクリス・ポールの獲得を検討していることを、『ESPN』のブライアン・ウィンドホルスト記者とティム・ボンテンプス記者が報じています。
ウィンドホルスト記者とボンテンプス記者によると、双方の交渉は進んでいるものの、即座に合意に達する見通しはないようです。
サンズには既にベテランガードのリッキー・ルビオが所属しており、彼の契約が2年間残っていることを考えると、彼らがポールを獲得しようとする動きを見せているのは少し驚くべきことでしょう。
しかし、直近10年間で一度もプレイオフに進出できていないサンズが、リーグ屈指の司令塔でもあるポールを獲得することによって状況を打開しようとしているのであれば、それは試す価値のある動きのように思えます。
昨季、ポールは再建段階に移行すると思われていたサンダーの若い選手たちを率いて、チームに競争力をもたらしました。
その影響力はサンズでも期待することができ、チームが誇る若きスターのデビン・ブッカーや、2018年のドラフト全体1位指名であるディアンドレ・エイトンをはじめとした若い選手たちは、ポールの加入によって恩恵を受けられるはずです。
ポールは来季に4,140万ドルの契約が保証されているため、サンズはトレードを成立させるために少なくとも3,305万ドルの見返りを用意しなければならないと、『ESPN』のボビー・マークス記者は指摘しました。
したがって、来季に1,700万ドルの契約が保証されているルビオと、1,438万ドルの契約が保証されているケリー・ウーブレイJr.は、トレードに含まれることが予想されます。
昨季、ルビオはサンズの先発ポイントガードとして65試合(平均31.0分)に出場し、平均13.0得点、4.7リバウンド、8.8アシストを記録しました。
一方、ウーブレイは先発フォワードとして56試合(平均34.5分)の出場で平均18.7得点、6.4リバウンド、1.5アシスト、1.3スティールとキャリア最高の成績を残したものの、今年2月下旬に右ひざ半月板損傷の怪我を負い、残りの試合を欠場しました。
2020年のドラフト指名権に関しては、サンズが全体10位指名権、サンダーが全体25位、53位指名権を保持しているため、ポールのトレードが成立する場合に、これらの指名権がどのような働きをするのかも注目したいところです。
また、サンダーがポールのトレードに積極的であるという噂が、トレードの現実味をさらに増しているといっても過言ではないでしょう。
ウィンドホルスト記者とボンテンプス記者は、次のように報じました。
サンダーは過去にもラッセル・ウェストブルックやポール・ジョージのようなスター選手にトレード先の情報を提供しており、現在はクリス・ポールのトレードに協力することについて積極的な姿勢を見せていると、関係者は語っています。
ESPN
ポールがこのオフシーズンにトレードされた場合、サンダーは今以上に再建の道を進むことになるため、ポール以外のロスターの動きにも注意を払う必要がありそうです。
例えば、来季に2,753万ドルの契約が保証されているスティーブン・アダムスや、1,550万ドルの契約が保証されているデニス・シュルーダーもトレードされたり、フリーエージェントを迎える31歳のダニーロ・ガリナリと再契約を結ばない可能性もあり得るでしょう。
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