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優勝を経験したことでドワイト・ハワードが気付いたこと

昨季、ドワイト・ハワードがロサンゼルス・レイカーズとミニマムサラリーで契約を結び、利己的なプレイスタイルを諦める決断を下した時、以前の彼を知る多くの人々が衝撃を受けました。

しかし、その見返りが非常に大きかったことも事実でした。レイカーズは2019-20シーズンの王者となり、それはハワードにとってもキャリア初の優勝となったためです。言うまでもなく、チームに徹したハワードの貢献は素晴らしいものでした。

そして優勝を経験したことによって、ハワードは自身のキャリアを振り返り、一つの結論に辿り着いたようです。『Philadelphia Inquirer』のキース・ポンペイ記者とのインタビューの中で、ハワードは「優勝することが全てだった」と言いました。

「自分が世界で最高のスタッツを記録していても、それは何の意味も無いことに気が付いた」

Philadelphia Inquirer

もちろん全くの無意味というわけではありません。12月8日に35歳を迎えるベテランのセンターのハワードは、特にキャリア前半でリーグ最高のセンターの一人として君臨していたため、キャリアを終えた後の殿堂入りはほぼ確実でしょう。彼は通算8回のオールスター出場や8回のオールNBAチーム選出、5回のオールディフェンシブチーム選出、そして3回の最優秀守備選手賞の受賞といった実績を持っています。

オーランド・マジックに所属していたキャリア2年目の2005-06シーズンのたった1試合を除けば、ハワードがベンチから起用されたのは2019-20シーズンのレイカーズが初めてのことでした。1試合あたりの平均出場時間も、キャリア最低の18.7分でした。だからこそ、彼がロールプレイヤーを受け入れることは誰もが信じていませんでした。もしかしたら、ハワード自身も当初は乗り気ではなかったのかもしれません。

しかし”優勝”を経験したことによって、ハワードはようやく自分が正しいことをしていると気付くことができました。以前のように自身のスタッツに焦点を当て、レブロン・ジェームズやアンソニー・デイビスを差し置いて利己的なプレイを続けていれば、きっとレイカーズは優勝を逃していたことでしょう。そういった意味でも、ハワードは立派な貢献者だったのです。

そして今、彼は再びミニマムサラリーでの契約を結び、今度はフィラデルフィア・76ersで自身2度目の優勝を果たそうとしています。もちろん彼の役割は昨季と同様に脇役でしょう。ベン・シモンズやジョエル・エンビードといった若いスターを助けるためのサポーティングキャストに過ぎません。

ただ、ハワードはそのような役割を受け入れることが優勝に繋がることを学びました。そのため、彼は来季の76ersの優勝に自信を持っています。

「来季は僕らのシーズンだ。1983年(の優勝)から長い時間が経っている。だから、このフィラデルフィアで次のバナーを掲げる時だと思うよ」

Philadelphia Inquirer
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