2014年のドラフト全体3位指名であるセンターのジョエル・エンビードと、2016年のドラフト全体1位指名選手であるガードのベン・シモンズは、フィラデルフィア・76ersを競争力のあるチームへと変えてきた重要なフランチャイズプレイヤーたちです。2人がチームメイトになって4シーズン目を迎えた今季、彼らの関係はより素晴らしいものになっている可能性があります。
『PhillyVoice』によれば、1月22日(日本時間23日)のボストン・セルティックス戦に122-110で勝利した後、エンビードはシモンズとのケミストリーについて「今年は違う」と絶賛しました。
「僕は彼と一緒にプレイするのが大好きだし、彼も同じ考えだと確信している。どう説明すればいいのか分からないけど、楽しいよ。僕がプレイメイカーになることもできるが、彼がいるおかげで自分がプレイメイカーになる必要がないんだ」
シモンズはキャリア平均8.0アシストを記録しているリーグ屈指のプレイメイカーです。彼が上手くボールをさばくことによって、エンビードは本来の自分が競うべきリム周辺のプレイに専念できるようになります。
エンビードがセンターとしてチームに貢献するためにどのような改善が必要であるか、彼と定期的に話し合っているとシモンズは語ります。
「彼は先日、”お前のダックイン(姿勢を低くして、ドライブでディフェンダーを抜く動作)を何度も見逃してしまった。ちゃんと見るようにするよ”とメールを送ってきた。そういった些細なことが、チームのケミストリーの成長に繋がるのさ」
エンビードとシモンズの関係は過去に疑問視されていましたが、今季は両者がケミストリーをより良い方向に向かわせるために取り組んでいるようです。そしてその取り組みはチームの成績にも反映されており、現時点で76ersは12勝5敗でイースタン・カンファレンス首位につけています。
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