トロント・ラプターズのガードであるフレッド・ヴァンブリートは、2月2日(日本時間3日)のオーランド・マジック戦で球団新記録となる54得点を挙げ、自身のキャリアに新たなマイルストーンを加えました。
これまでの球団記録は、現在サンアントニオ・スパーズでプレイするデマー・デローザンが2018年に達成した52得点。ラプターズの試合終了後、デローザンは自身のツイッターで元チームメイトの素晴らしいパフォーマンスを称賛しました。
ただ、彼らの間にはちょっとした興味深いエピソードがあったようです。
『ESPN』のティム・ボンテンプス記者によれば、ヴァンブリートは試合後のインタビューの中で、球団新記録を狙っているときにデローザンのことを考えていたと認めました。そして彼はどれだけ高得点のパフォーマンスを披露したとしても、記録を抜くことができなければデローザンから「弱い」と言われ続けてきたことを明かしました。
しかし、この1試合でヴァンブリートはラプターズの歴史に残る選手としての地位をさらに確立させました。彼はもう「弱い」と言われる立場にはいません。
また、今回のヴァンブリートの1試合54得点は、ドラフト外入団の選手の1試合最多得点でもあります。これまでは1982年にモーゼス・マローンが記録した53得点が最多でした。ヴァンブリートがキャリアを通じて今後も堅実なプレイを続けていけば、彼はいずれベン・ウォーレスやジョン・スタークスに匹敵するドラフト外入団の選手としても評価されるようになるでしょう。
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