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来月には33歳のステフィン・カリー、長年のトレーナーは「まだ限界に到達していない」

どれだけ偉大なスーパースターであっても、いずれ訪れる「衰え」は避けられません。それはゴールデンステイト・ウォリアーズのスター、ステフィン・カリーにも当てはまることです。

カリーは11年間のキャリアで2度のシーズンMVP、5度のNBAファイナル進出、3度の優勝など数々の実績を積み上げてきましたが、同時に彼は32歳でもあり、来月には33歳を迎えます。カリーは既にベテランと呼ばれる域に達しており、この段階からパフォーマンスに体がついていかなくなる選手も少なくありません。

しかし、今のカリーは「衰え」という言葉とは随分離れているように見えます。今季はここまでの25試合で平均29.6得点、5.4リバウンド、5.9アシスト、フィールドゴール成功率 48.7%、3ポイントシュート成功率 42.9%と効率的なパフォーマンスを見せました。チームメイトのスターであるクレイ・トンプソンが今季の全休を余儀なくされており、カリーに対する負担も相当なはずであることを考えると、彼のプレイの質の高さには尚更驚かされるでしょう。

なぜカリーは今でもMVPに匹敵するほどのパフォーマンスを続けることができるのでしょうか?『San Francisco Chronicle』のスコット・オスラー記者によれば、長年に渡ってカリーのトレーナーを務めてきたブランドン・ペインが、その理由について語っています。

「成長がすぐに減速することはない。彼はますます大きくなり、ますます強くなり、ますます速くなっているから、彼は今後も良くなり続けるだろう。多くの選手は少し早い段階からフィジカルのピークに到達し、それから(選手としての)限界に到達する。ステフィンの場合は、まだ限界に到達していないんだ」

カリーは以前からリーグで長く通用するだろうと言われていました。なぜなら彼が最も得意とする武器はシュートであり、フィジカルに頼る機会がほとんどないためです。実際、ジャマール・クロフォードやカイル・コーバー、JJ・レディックといった選手も、30代後半までシュートを武器にリーグで活躍を続けてきました。

もちろんカリーにはそれ以外にも超一流のスキルやボディコントロールがあるため、今までもスーパースターとして見なされ続けてきました。そして、それらの才能は衰えているどころか、まだ成長を続けているとさえトレーナーは言います。

もしそれが真実であり、大げさなアピールでもないとするのであれば、他のチームは彼に対してより気を引き締める必要があるでしょう。カリーがMVPを受賞したシーズン、他のチームが彼にどれだけ痛い目に遭わされたかは、よく覚えているはずです。

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