NBAのどのチームも、2019年のオフシーズンにすべき仕事はほとんど完了したことでしょう。
それでも、まだ1ヶ月以上先のトレーニングキャンプまで、各チームに残された疑問はいくつかあるはずです。
ここでは、2019-20シーズンの開幕を迎えるまでの間に、それぞれのチームが直面する疑問について見ていくことにしましょう。
今回は、セントラル・ディビジョン編です。
[kanren postid="14657,14828"]シカゴ・ブルズ
Q:ポイントガードの超過を解決するためにトレードする?
今夏、ブルズはポイントガードの選手の補強に余念がありませんでした。
ドラフトでは全体8位でコービー・ホワイトを指名し、トーマス・サトランスキーともサイン&トレードで契約を結んでいます。
これで十分なようにも思えますが、ブルズはライアン・アーチディアコノと3年900万ドルの契約を結び、ロスターにはその他にもクリス・ダンや、部分保証とはいえシャキール・ハリソンもいるため、明らかにポイントガードが超過していると言えるでしょう。
ホワイトは確実にブルズの将来を担う選手として期待されており、サトランスキーとアーチディアコノも契約からして計画の一部ということを考えると、ブルズがオフシーズンのうちにダンや、ハリソンのトレードに動く可能性も少なからず考えられます。
クリーブランド・キャバリアーズ
Q:契約最終年の選手の活用法は?
再建という割に、キャバリアーズにはさほど若くない選手が集まり過ぎています。
ケビン・ラブとラリー・ナンスJr.は、既に今後4年間の契約が保証されているため仕方ないとしても、他の選手はどうでしょうか?
トリスタン・トンプソン、ブランドン・ナイト、ジョーダン・クラークソン、ジョン・ヘンソン、マシュー・デラベドーバは、契約最終年を迎えている選手ですが、彼らは計6,700万ドルもチームのサラリーを占めています。
キャバリアーズが彼らのうち何人を残したいと考えるかは分かりませんが、契約最終年の選手はトレードの面でかなり役に立つケースがあります。
優勝争いをするチームなどに契約最終年の選手をトレードし、その代わりに指名権を得ることも可能であるため、キャバリアーズは意外と多くの資産を持っていることを忘れてはなりません。
デトロイト・ピストンズ
Q:アンドレ・ドラモンドは契約延長を結ぶ?
アンドレ・ドラモンドは最近、インスタグラムで、ピストンズに残留する意思を示しながらも、無制限フリーエージェントとなる過程が楽しみだと明かしました。
このコメントを考えれば、ピストンズがドラモンドに契約延長を提示したとしても、合意に至るのは難しいかもしれません。
それでも理論上では、ピストンズはドラモンドに4年1億4,500万ドル以上を契約延長を提示できるため、彼が考えを変える可能性は十分にあります。
インディアナ・ペイサーズ
Q:ビクター・オラディポの回復の経過は?
1月下旬に右膝大腿四頭筋の腱を断裂したビクター・オラディポは、回復に専念していますが、その進捗状況がどうなっているのかは疑問でしょう。
最後に彼についての情報が明らかになったのは6月のことで、ペイサーズのバスケットボール運営部門社長であるケビン・プリチャード氏が、「今年の12月か来年の1月の復帰を望んでいる」と語ったことでした。
情報が無いということは「変わりない」と捉えるのが最適であり、たとえ序盤の復帰が間に合わなくとも、ペイサーズには戦えるだけのタレントが揃っています。
しかし、ペイサーズがイースタン・カンファレンスで上位争いを繰り広げたいのであれば、オラディポの早期の復帰はこれ以上ない良いニュースです。
ミルウォーキー・バックス
Q:ドラガン・ベンダーは15人目の男?
バックスはロスターのうち、既に14人の選手のサラリーが保証されているため、残る枠はあと1つとなっています。
ドラガン・ベンダーが15人目の選手でしょうか?
しかし、彼の契約は30万ドルしか保証されていないため、バックスには柔軟性があります。
もし、トレーニングキャンプでバックスが別のポイントガードや、ウィングの選手が欲しいと判断した場合、ベンダーはお払い箱となってしまうかもしれません。
『Amico Hoops』のベン・スティナ―氏によれば、バックスはジョディ・ミークスに関心を持っているとも伝えられているため、15人目の男が誰になるかは定かではないでしょう。