2019-20シーズンを2勝1敗でスタートさせたロサンゼルス・レイカーズとアンソニー・デイビスは、最後の2試合で行なったように、デイビスをセンターとして起用する機会を増やそうと考えているかもしれません。
『ESPN』のオーム・ヤングミスク氏は、ブライアン・ウィンドホースト氏が司会を務めるポッドキャストに出演した際、デイビスがセンターでプレイするという考えに、それほど抵抗があるわけではないと聞いていることを明かしました。
では、なぜデイビスはレイカーズでパワーフォワードを中心に起用されているのでしょうか?
その理由の一つは、レイカーズのフランク・ボーゲル・ヘッドコーチが、ベテランのセンターを失いたくないからのようです。
オーム・ヤングミスク氏は、次のように指摘しました。
「AD(アンソニー・デイビス)が、センターで多くプレイするという考えに乗り気だと聞いている。ただ、今のところボーゲルはベテラン選手を失いたくないと思っている。もし最終的にADをセンターで先発させても、彼はジャベール・マギーやドワイト・ハワードを失いたくないのだ」
興味深い数字は、いくつかあります。
『Basketball-Reference』によると、デイビスはキャリア全体の出場時間のうち、66%でパワーフォワードを、残りの34%でセンターとしてプレイしてきました。
また、ニューオリンズ・ペリカンズとの昨シーズンでは、96%でセンターとして起用されていたようです。
ボーゲルHCは、ユタ・ジャズ戦の後半からデイビスをセンター起用させて勝利を掴み、シャーロット・ホーネッツ戦でもいくらかの見直しを図り、勝利しました。
ただし、デイビスがこれまでセンターとして起用されてきた試合でさえ、彼が1試合を通じてセンターだけで起用されたことはありません。
また、デイビスは3試合全てでジャベール・マギーの隣に立っていましたが、現時点ではドワイト・ハワードと相性が良いようです。
『NBA.com』によれば、デイビスとハワードが一緒にコートに立っている間、レイカーズはプラスマイナスで合計+28を記録しました。
そういったことも含めて、デイビスがどれだけの時間をセンターとしてプレイするのか、調整が必要となるでしょう。
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