シーズン再開に含まれた22チームはオーランドのバブルに集ったため、そこには慣れ親しんだファンも、相手チームの本拠地への移動もありません。
そのため、ロサンゼルス・クリッパーズのスーパースターであるカワイ・レナードは、今年のプレイオフにおけるシードの重要性をあまり考えていないようです。
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8月12日(日本時間13日)のデンバー・ナゲッツ戦に124-111で勝利し、クリッパーズが今年のプレイオフを第2シードで迎えることが確定した後、レナードは記者団に対して「現時点でシードは重要ではない」と語りました。
「今夜のように僕たちはデンバーと対戦したけど、そこに移動したわけでも、慣れ親しんだホームで対戦したわけでも、ファンが居たわけでもない。様々な都市を移動する中で、自分自身を確立し、何ができるか見ようとするもの。それが球技におけるプレイオフの難しさだけど、バブルにはそれが無い」
通常のプレイオフのシリーズでは、勝率が高いチームの方がホームで最大4試合(低いチームは最大3試合)を戦うことができ、それがいわゆるホームコートアドバンテージというものです。
しかし、舞台はオーランドのウォルト・ディズニー・ワールド内にある会場であるため、全てのチームにとってホームの利点は無いと言えるでしょう。
それでも、チームメイトのポール・ジョージはクリッパーズの実力を信じています。
「ここには多くの未知がある。だけど、僕たちのチームは自信があると思う。心配することはない。これは公平な競争の場なんだ」
クリッパーズは第1ラウンドで第7シードのダラス・マーベリックスと対戦しますが、彼らはルカ・ドンチッチとクリスタプス・ポルジンギスを中心に層の厚いロスターを持っているため、たとえ優勝候補のクリッパーズでも一筋縄ではいかないでしょう。
それでも、本当に優れたチームはホームコートアドバンテージに頼って優勝するわけではないため、レナードやジョージの反応は当然のことなのかもしれません。